2010.11.1(日)
今日の航海をスタートするに当たってはかなりアレコレ逡巡した。
きのうの予報ではこれから行く、紀伊半島南部は波浪注意報、波3m。
注意報は夜中24時まで。その後は波2.5m後2m。
私は波2.5mの時は出ない。
明日、つまり今日の出港頃には2mになっていればよいがと寝る。
所が、寝ている夜中、風はゴーゴー、ヒューヒュー強風が吹く。
24時を過ぎたら静かになるかと期待したが、結局、朝の5時まで強風が吹く。
コリャー、波2.5mだろうな。
5時のて天気予報チェック。警報注意報は解除されているが、紀伊半島南部は、
東の風やや強く(10m)、波2.5m後2m。
ウーン、出港を出来るだけ遅くしよう。
10時か10時半か11時にしようか。
なにしろ波が少しでも収まった方が良い。
何故それ程気にするかと言えば、阿尾港を出て直ぐが日ノ御崎なのだ。
なんでも無い時でも日ノ御崎は悪い波となる。
今までも日ノ御崎越えでは苦労させられた。
増して、波2.5mの日ノ御崎はそれなりの覚悟が必要だ。
波に翻弄され、船内はひっちゃかめっちゃかになる。
そこで、事前に落ちてくるものは床に、水のあるものはシンクへ、
戸棚のとへ全て閉める、そのたローリング、ピッチングで落ちてくる、移動するものは、これで良いだろうと言うまで片付ける。
食事は前日作ってあるので早く朝食を済ます。
5時以降静かにになったがどうだろうとハッチを開けると、
海面は平ら、風は殆ど無いと言った状態。
漁船も何隻か出港して行った。
ウーン、これなら10時半出港では無く、もっと早く出てみようかなと思い出す。
良し、出港。
アンカーを揚げす、ここは砂だったっけ、アンカーが綺麗になって上がってくる。港内でメインを揚げる。
8時15分スタート。
阿尾港の外にでると漁船や釣り船が多数見える。
覚悟を持って、日ノ御崎に近づく。
ところが、ナントいつもの日ノ御崎より穏やかなのだ。
これはいったいどうしたことだ。
とにかく、ラッキー。
大変な大波、艇の激しいピッチング、ローリングを覚悟していたのに。
予報どおりうねりはあるが穏やかと言って良い日ノ御崎を越える。
次は残念ながら悪い知らせ。
日ノ御崎越えの後は悪い波が続く。
田辺湾までの3分の1は悪い波。
漁船も遊漁船も1艇も見ない。
風は予報では東の風、やや強いだったが、一貫して南の風、
メインがバタバタ言う真のぼり、どうなっているんだ。
逆潮も加わり、低層3ノット代が続く。
今日は日曜日。いつもは遊漁船でにぎわう田辺湾だが、
田辺湾に入っても船は皆無。
こんな時に船を出すものはいないのだ。
綱不知へは何度来ても狭い航路を迷いながら進む。
波も風もあったが、いつもの様に綱不知に入ると風も波も無くなる。
いつもの場所を確認し、アンカーを打ち、バースに近づく。
艇を岸壁に着けようとすると、丁度港に来ていたらしく、
Fさんが舫いを投げてくれる。
仮舫い、13時30分完了。
とにかく、日ノ御崎が静穏だったことはラッキー、天に感謝。
着いてすぐ、役所に電話、白良湯が10月中、県外者は入浴不可が11月はどうか、聞いてみる。
ナント、11月も引き続きダメ。それは残念。でもどうしたらオープンになるのかな。
食材仕入れから帰り、即めの前、30秒の綱の湯へ。
ここのお湯は良い、少し熱めなのも私の好み。
今、風呂から戻りこれを書いている。18時半。
綱不知にもどり喜んでいるECHO POINT
ざ