2022.7.21(木)
引田港にくつろぐECHO POINT
撫養→小鳴門→引田港 13.4マイル
2022年月21日の鳴門の転流時は9時25分。
転流までは南流、つまり逆潮。転流後は連れ潮。
小鳴門は約1マイル。その真ん中あたりを通る時を転流時にしてきた。
ということは転流時30分前にスタートする。
しかし、今回は新しい試み。逆潮の中、ズット早くにスタートし、
小鳴門を出るころ、転流となるよう進んでみることにした。
電話帳の様に分厚い水路誌を全国持っている。
その四国篇に小鳴門の転流時は鳴門と同時刻とは出ているが、
潮流の速度については何も述べられい。鳴門に比べどのくらい穏やかか解らない。
そこで、小鳴門を出るころを転流時に設定してコースを取ったらどうなるだろう。
艇が戻されてしまう不安はあったがとにかく8時21分にスタート。
これは転流時の1時間5分前。
撫養では戻されるどころか微速前進で十分進む。3ノット程度。
結局ほとんど逆潮を意識せずに進むことが出来た。
いつも大きく船が持っていかれる小鳴門出口あたりも転流時なので全く穏やか。
ということは逆潮で撫養から瀬戸内海に向かう時は転流時を意識しないで、
船を進めて良いということになる。良い体験であった。
小鳴門ではこんなきれいな橋をくぐります。
今日は追い抜く船も行き会う船も無かった。
小鳴門を通過するときは設定計画航路を正確に進んで欲しい。
ただし、計画航路どおりだと網にぶつかる場合が多々ある。
その際だけ少しコースを変えてください。
小鳴門は浅い様だけど、造船所がありかなり大きな鉄船を建造中だ。
つまりかなり深い航路がチャントあるということだ。
引田港にアプローチ:
計画航路通り進むと3マイル手前で巨大網にぶつかる。
沖にかわそうとしても際限が無い。
陸側に大きく近づいて網を避けてください。
網を交わして引田港赤灯台を目指すと、今度は大きなイカダが幾つも現れます。
しかしつながってはいないのでチャントウオッチングすればかわせます。
赤灯台の前に一文字があります。
一文字の左端から入るのが港内を見渡せてベターです。
泊地の詳細は泊地航路案内を見てください。
11時48分舫い完了。
話は違いますが、小鳴門なるものは綱不知の三川さんに教えてもらって初めてしりました。これで大阪湾経由でなく早く瀬戸内海に入れます。
結果として本州一周となったのです。2009年。
それ以後、小鳴門を使って瀬戸内海にはいることが多くなりました。
しかし、小鳴門の転流時間を考慮してケンチョピアからスタートして小鳴門を出ると小豆島の草壁にいくコースでした。かなりの距離と時間が必要であわせるのが、大変でした。
撫養港:
一つ進歩したのが撫養港を知ったことです。
港湾案内には出ていますが、撫養港に入ってヨットマンにあったことがありません。
ところが、ベテランの多い一文字ヨット倶楽部でようやく撫養港寄港の経験者にあいました。撫養港というのは港では無く川沿いの広い本船用の岸壁とわかりました。
引田港:
小鳴門をでてから草壁までは少し距離があります。
小鳴門の転流に合わせると遅い時間になってしまう恐れがあります。
そこで小鳴門を出てすぐ行ける港を探しました。
引田港が港湾案内にあります。
ここで問題が私の知っているヨットマンで引田港に入った経験者はいませ。
またインターネット上でも引田港に入港した情報はありません。
そこで何しろ自分で行って見ることにしました。
解ったことは大変歴史のある港で寄港可能としりました。
今は撫養で一泊することで行動の自由度と余裕を持って航海ができるようになりました。
ケンチョピア→小鳴門→草壁 40.2マイル
撫養→小鳴門→引田港 13.4マイル
19時28分引田港の西の空