後鳥羽院の熊野詣、その王子を実際に訪ねました
2022.10.2(日)
穏やかな晴天。
5時9分、那智の夜明け。
8時にDENVEREさんが迎えに来てくれる。
滝尻王子宮 十郷神社(たきじりおうじぐう じゅうごうじんじゃ)。
そこに行きつく前に、今日は熊野詣での中心であり、後鳥羽院も通った道、
中辺路(なかへち)の王子を実際に可能なかぎり訪ねてみた。
DENVERさんは何十年か前、仕事で良く田辺に通ったそうだ。
その時の道は今の車道では無く、熊野古道に接したり隣接したりする古い道だった。
そこで、熊野古道の王子の存在を何か所も見てしっていた。
今回はその記憶をたどりながらの古い田辺への道を走った。
今回実際に訪れることができたのは、
小広王子、中川王子、継桜王子、比曽原王子、近露王子、牛馬王子
ナカナカの苦行でした。
熊野川に沿って登り、最初にたどり着いたのが、田辺から本宮大社への中間あたり、
小広王子
この新しい説明板の奥に王子の名前が刻まれた古い自然石がある。
この古い自然石表示は新しい統一説明板の奥に必ずある。
いつ頃誰が設置したかは未だ調べていない。
次に中川王子
次に王子では無いが、熊野古道に沿って野中の清水。
有名な清水です。
私は飲める清水があると必ず飲んでみる。美味かったです。
次は継桜王子
次の王子は比曽原王子だが清水の右の細い山道を登っていくしかないので
パスする。
の予定で車を進めたが実は車で上の道まで行けるとわかる。
比曽原王子の横に
次に近露王子
近露王子の後は整地され大きな碑がある。
王子は99王子とよばれ、熊野本宮大社のホームページより:
「九十九王子とは、熊野詣の先達を務めた修験者により、12~13世紀にかけて
組織された一郡の神社です。 本来、熊野古道の近隣住民が在地の神を
祀っていた諸社を「王子」と認定し、熊野詣の途中で儀礼を行う場所としました。
”九十九”というのは実際の数ではなく、数多く存在することの比喩表現です。
大阪を起点に、熊野本宮大社を経由して新宮、那智勝浦の各大社へと至る参詣路には、百以上もの王子社があるといわれ、その一つである本宮の発心門王子社を入ると、そこからが熊野の聖域となります。
そして伏拝王子杜に至れば、谷の下方に本宮大社の偉容が目の当たりに拝され、
あまりのありがたさに人々が伏拝んだという逸話も残されております」