DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

太地

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2006.6.5(月)夜中激しい雨が降る。今6時、5時ごろ一旦止んだ雨が又降ってくる。5時の天気予報では強風波浪注意報は解除になっている。午後には雨も上がり日も差す予報となっている。
今日は太地に向け出発したいので早めに天満駅のそばにあるという神社にお参りしたいと思ったが雨で出られない。11時ごろようやく晴れてきたので行動開始。歩いて30分程度とふむ。湾の奥まで行き那智海岸に出たところで綱きり島をカメラに収めたいと海沿いにある遊歩道を駅とは反対方向に進み、出会う人ごとに綱きり島はどこですかと聞くが誰も知らない。漁師らしき40代ぐらいの人は私は地元の人間だがこのあたりに綱きり島と言う島は無いと断言していた。郷土の歴史と文化に対する教育、尊敬、大事に思う心使いが消えて行っているのだ。綱きり島とはふだらく思想に基づき僧が一人で冬、北の海に船と共に流された行く際、海に流されて行く瞬間に船と船を結んでいた綱を切り落とす那智湾沖の島なのだ。地図で覚えている範囲のそれらしき島をいくつか撮影する。取って返し天満駅に向かう。駅らしきあたりに森が見える。駅の反対側だ。人がいないので失礼して線路と駅を乗り越える。4つの社があり中央2つが大きく左右が少し小さい。20年ぐらいの内に同時に建てたと思われる比較的新しい。昔は直ぐ前が海岸で少し高台で海に面していたのであろう。森を成している木々が美しい。由緒ある神域を感じる。主神は向かって右の天神社、左は八幡宮。一番右は護国神社、左端は地主神。ひとけはまったく無い。
2時ごろ太地に向け出港。波が未だ高い。1時間チョッとで湾内には入れたが着ける場所を探したり、船固めに時間を要し落ち着いたのは4時。いまこれを書いている。
と2時ごろ太地に向け出港。波が未だ高い。1時間チョッとで湾内には入れたが着ける場所を探したり、船固めに時間を要し落ち着いたのは4時。湾内を一周し、奥の新しい岸壁があいていたので船から着けて良いかと聞いたところ工事中なのでダメ。ここに着けろと其の船の反対側を指示してくれ、舫いもとってくれる。、もやいの調節等手伝ってくれる。その人の船は海上保安庁の船を小さくしたような船なのでこれは漁船ですかと聞くと、なんと捕鯨船。船首にカバーのかかった大砲のような形をした砲が見える。今でも捕鯨するんですかと聞くと明日にも出港するとのことであった。そういう目で港を見るともう一艇、一回り大きい砲を備えた船があった。今でも港の沖で砲で鯨を取る漁があるのだ。さすが太地だ。早速、太地を一周してくる。静かで清潔な美しい所だ。期待どおりでうれしい。石で出来た地域で海が入りこんでおり、チョットむっとした熱気と自然の緑、岩肌等、式根島に似た感じがある。人はゆったりして親切。トイレはみなすごく広く立派なものが何箇所かにある。洋式も備えきれいに掃除している。町全体がこせこせしていない。捕鯨は衰退しているはずであるが、何か豊かさを感じさせる町である。
太地を一周する。漁協のスーパーで鯨の各種食べ物を買って、船の戻るやビールとともに直ぐ食べ始める。鯨を食べたいように食べたいだけ食べ幸せである。
くじら。「花ゴンドウの骨ハギ」スライスしてそのまま食べる。「ミンク鯨の干物」焼くか炒めて食べる。「ザトウ鯨 テッパ」白いさらした肉で酢味噌で食べる。

ここに来れば電波状況が良くなると勝手に決めたいたがここの方がもっと悪い。完全に圏外であった。ボーダフォンに問合せたところ串本も圏外とのことこれはチョッとまずい。ドコモのダイアルアップを再開する必要がある。航路情報:勝浦→太地 3マイル 一度、鰹島を右に沖に出て、後は太地漁港灯台を226に見て進み300m手前で少し左に変針し、狭い入口の中央を目指し、湾内が見えたところで真っ直ぐ西に、湾中央を進む。一般には入って直ぐ左お船溜りの先の岸壁に横着け。船はいない。一番安全なのは漁協の先、左側とのことであったが新規作り替え工事中であった。捕鯨船の人がここで良いというので漁協先の小さい突堤捕鯨船のトイメンに着け、漁協に良くと、OKであった。とても漁協の人もその他の人もとても好意的で感じが良かった。トイレ:普通着ける岸壁のそばに立派なトイレ 買物:きれいで大きく、鯨や新鮮な魚が安い漁協スーパーが直ぐそば、市場の後ろ。水:トイレでも市場でも、私の場合は捕鯨船の人がこれを使って良いと係留場所から10mぐらいの地面から出ているホースを教えてくれる。風呂温泉:国民宿舎 白鯨 
写真:太地の湾内
   捕鯨船と一緒のECHO POINT 捕鯨船の砲は前にあるのでカットされている。