DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

串本→周参見

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2006.6.12(月)名高い潮岬を越え、周参見港に到着。漁協に挨拶に行き、チョット町の方へ行き、戻ったところ。3時半。

どのくらい潮岬から離れて通過するのかわからず、前聞いた漁師さんの大型せんの一番陸側を通れば良いと言っていたのを参考に予定コースより沖にでる。ところが沖に出たとたん速度がドンドン落ちてくる。2ノットぐらいになることは予想していたが1ノットを切ったりする。悪戦苦闘するがGPSプロッターを見ると同じ所にいるどころか少し流されたいる。結局1時間同じところにいる。このときECHO POINTの陸側にも沖側にも本船。ヨットが反対方向にズット陸よりをメインのみでやはりエンジンで通っていく。もっと陸よりで良いのだ、陸に少しづづ近づく。2から3ノット時々出るようになる。少しずつ少しづつ進む。白波が立ち、川が流れるように波立つところに入らないぎりぎりまで陸よりに行く。波とうねりに翻弄される。1時間の無駄を引けば約時間で潮岬先端までたどり着く。
潮の強さを避け、少しづづ陸側に周り込む。かなり中に入ったところで3から4ノットでるようになる。風も少し出てきたのでクローズホールドで進む。機帆走でも4ノットしか出ない。おかしいなー。内側に入り込めば、むしろ反流で普通より早くなると読んでいた。これは藻がからんだに違いない。ついに命綱を着けてぺらをチェックする為海に潜る。何でも無い。ということは内側の針路でもまだ黒潮の影響が大きく影響しているのだ。
周参見へ3分の2位きたところ目の前の海が全然ちがう、向こうは少しさざなみが立ち、水の色が違う、其の境のこちら側には多様なゴミが浮かぶ。新しい水に入ったとたん6,5ノットになる。ここから反流に入ったのだ。

串本→周参見航路情報 23マイル
苗我島の橋の下通過は潮の干満の影響は無いらしい。
潮岬を越えるまでの黒潮の影響がもっとも課題。4ノット位の逆潮を覚悟しておいた方が良い。
どの程度岸から離れるかは潮の強さによるが普通は本船の一番陸より内側の様だ。
陸に近づくと川の様に並みが砕けているところに近づくので危険。
潮岬を越えてからは陸寄りに入りこんで潮を避ける。
周参見港入口も暗礁等が多く注意が必要であるが港湾案内とおり進めば問題は無い。

黒潮接近注意報
2006.6.12現在、一月ほど前から黒潮変動に伴う急潮情報がだされたおり、「黒潮足摺岬室戸岬、潮岬、三宅島・御蔵島付近に接近しています。沿岸付近では強い流れが発生していると思われますのでマリンレジャー関係者等は注意して下さい。 」とある。解説の図を見ると一番早い2ノット以上⇒が潮岬の先端を通っている。潮岬の流軸までの距離15マイルとある。日本で最接近している。
解説に「黒潮北縁から13マイルの所を黒潮の最強流速帯として黒潮の流軸としています。"流軸までの距離"はここまでの距離を求めています。」
この時点は最も黒潮の影響が大の時期であったと言える。
反流にあったのは周参見直前で、本来反流に乗れる3分の2の航程は黒潮の影響が2ノット程度あった。

周参見港泊地情報:入って直ぐ左の岸壁。階段のあるところが便利。岸壁は高い。外海の水が入る穴が2箇所あるので避ける。町までだけでなく、届けに行く漁協までさえ遠い。漁協の話では外来艇が着けられ鵜のはここのみ。国民宿舎前の漁船のところに空きがあれば槍着けできるが許可をもらいに行くとダメと言われる可能性大。
遠いが大型スーパーあり、温泉は国民宿舎400円。トイレは遠い。駅かもっと遠い砂浜。水は直ぐそばのダイビング施設。ただ1000円と言われ、呆れる。

写真:周参見港 ECHO POINT