DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

日和佐

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2006.6.20(月)高原の湖で朝を迎えたようだ。波ひとつ無い水面、木の薫り、鳥の鳴き声、冷たくすんだ空気、物音ひとつ聞こえない。
食事を終わって5時半。薄く雲がかかっているが晴れ。

日和佐の観光。
先ずは四国霊場23番札所 薬王寺
9時前に寺の門を登り始め、周りの様子を注意しながらゆっくりと本堂へと階段を登ったいるうちに、本堂の手前でお遍路さんの団体に追いつかれる。団体さんをお先に通し、皆さんのお参りの様子を眺める。すくのは時間がかかりそうなのでだれも行かない、一番上にある赤いモニュメントを目指す。これは単なる目立つ目印、モニュメント。真言宗の最も重要な経典が見られるように書いてあったが、単なる復刻品。さすが料金は取らない。見晴らしの良い場所への階段がついており日和佐の町が一望でき、登ったかいはあった。
薬王寺行基神亀3年(726)一寺を建立。弘仁6年(815)弘法大使42歳の時、天城天皇の勅命により本草薬師如来を刻んで開基した。厄除け祈願所として全国に知られている。高野山真言宗の別格本山とされ、嵯峨天皇淳和天皇は厄除け祈願をされた。また土御門上皇は2年間皇居として行在。とことのほか由緒ある寺とのことである。
大浜海岸&海がめ博物館
今日も夜は千羽温泉


アカウミガメが毎年やってきて卵を産み、叉海に帰って行く。卵からかえった子供亀もまた海に戻っていく。それにちなんで亀の博物館が大浜海岸に接して建っている。
日和佐八幡神社
日和佐の主たる神社。
1351年創建と伝えられが式内社のでは無いかとの説もあり。海がめのやってくる大浜海岸にそって大樹に囲まれた長い参道があり、本堂裏に山を背負っており、山全体が神域であったと思われる。亀がやってくるのもこの神社と森の存在が如何に大きいかをだれも理解していないのではないか。今は神社の森と海岸の間に海がめ博物館が立ち、其の上、国民宿舎までたっている。海がめ博物館の周りに木々を植え、国民宿舎は取り壊して元の森を復活しなければ海がめはやがて消滅するだろう。

写真:薬王寺
   大浜海岸