DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

以布利8

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2006.7.2(木)雨が降り続いている。朝の食事を終わって7時。波2.5m。

午前中に南隣にある窪津漁港まで歩いていく。5km。1時間半程度で港に着いたところで雨が激しくなる。以布利から窪津港へ至る道は今は裏道で古い道なので車は通らず山の中や海岸沿いの崖道で快適であった。所々に遍路道と書いた谷底や山間に進む狭くて曲がりくねって急な暗い道への指示がある。これは意地悪では無いかと思わせるほど険しい道である。雨の時はとても進める道では無い。これがかっての何百年前から続く遍路道なのだろう。
途中、山道にかなりチャントしたお好み焼き屋があり驚く。だれも通らない道にお好み屋をやって誰が来るのかと思ったが、あこれはお遍路さん用のお店なのだと気が付く。店に娘さん一人が見えたので道からお遍路さんの店なんですかとどなるとそうですと返事があった。もう少し何か言いたそうに見えた。若い人で後ろにしっかりした住宅があったので奥さんかもしれない。

窪津漁港は江戸時時代初頭より鯨取りの港として知られたところらしい。港の歴史を述べたパンフレットがある。また漁協がやっている安くて新鮮な魚を売っている大漁屋と言う市場と海鮮館大魚屋というしゃれたレストランがある。以布利より奥まった交通も不便なところであるがいろいろ工夫している。
大漁屋で新鮮な魚を仕入れる。
大好きななきびなごがあったのでこれは勿論刺身でたべられるよねと聞くと、うーんどうかな昨日の夜取れたものだけどと言う。別の客が袋に入った飛魚は今日取れたのかと聞くといや、今朝とれたのはこちらのだと木の箱に入った1匹づつ売るのを指し示す。サバも今朝とれたものだと純朴そうな若い漁師が説明する。好感が持てる。今朝摂れたサバと飛魚、アジ、きびなごを買う。650円。

海鮮館大魚屋で昼食。
帰りはバスで帰る予定であったが一旦清水に出るバスを2時間半待つ。

写真:窪津港で買った新鮮な魚。たったの650円。