DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

座間味→粟国島

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2006.11.19(日)慶良間諸島座間味から粟国(あぐに)島に移動。予報ではズット10m以上の風だが、座間味では静かそのものなので出港してみることにする。いつ吹き上がってくるかとヒヤヒヤだったが、粟国島粟国港に入ってしまうまでは穏やか。粟国港では着けるところはいくらでもあるだろうと勝手に決めていたが漁港内は余地全く無し。フェリー対岸の馬鹿でかい工事船の横の岸壁につけようとアンカーを降ろし始めると工事船の上から1時半には横着けにしますようーと声がかかよる。残るはフェリー乗り場横の狭いスペースに横着けしかない。アンカーを打つとフェリーの邪魔になる可能性があり横着けのみ。着けてもやいを固め始めたころより風も出てきてものすごい波がうちよせる。船が岸壁に当たって危険になる。そこへ地元の漁師さんが手伝ってくれる。フェリーの出た後の岸壁にアンカーを打って槍着け。前の岸壁よりは良いが今これを書きながらかなりのローリング。雨が上がり、西はドラマチックな夕焼け。風とうねりは夜中過ぎまで続きそうだ。
インターネット事情が悪い。

追記:上記はドコモの携帯でダイアルアップ接続でアップ。コネクトカードは圏外。
粟国島那覇の西方約60キロに位置する。南東に慶良間諸島渡名喜島、南西に久米島の望む。周囲12Kmの小さい島である。
船固めに時間がかかってしまったが、天気が良いので、即座に島を散策。船で港に近づくときに見えた赤い鳥居に行ってみる。ここが粟国島の主たる拝所とみえる。不思議なのは鳥居があるので神社だと思うが、名前は観音堂で、鳥居にも御観音と額がかかっている。社は神社風ではなく、沖縄風の赤瓦である。さらも驚くのは拝む対象は梵字を大きく刻んだ細長い石である。

島内の細い路地を歩く。伊江島粟国島には古い沖縄が残っていると聞いて楽しみにしてきた。何軒か、つい最近まで使われていたと見られる赤瓦の沖縄式の家を何軒もみることが出来た。人々もゆったりして親切だ。

公民館に資料館があると書いてあるので行ってみる。だれもいない。現在整理中ですが、ご自由にお入りくださいとあったので入ってみる。土器や民具が未整理で並んでいる。図書館が2階にあったのでのぞく。粟国島の歴史といったものを期待したが1冊もなし。粟国島の江戸時代以前の活動状況を知りたかったのだが情報は得られず。公民館に粟国村教育委員会があったので中を覗いてみると日曜なのに一人ひとがいたので粟国村の歴史を語るパンフとかいただけるものはありますでしょうかと聞くと親切に応対してくれ粟国島の史跡と文化、粟国村の年中行事、粟国島文化財マップの3つを渡してくれる。

粟国島にはきっと古い歴史に彩られた数々の史跡があると期待して教育委員会でもらった資料にザット目を通したが、史跡、伝説等は殆どない。島が小さく、港も非常に小さく外海に面しており交易は盛んでなかったためか。まだあまり歴史を詳細に調べていないのだろう。

写真:
・古い沖縄の家
・石をくりぬいた水がめ
粟国島の直角の崖、筆ん岬
・御観音境内
・参道
・鳥居額
・拝殿内
・一般民家の拝所