DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

斎藤実、無寄港世界一周を終え、三崎港に戻る。71歳。

2005.6.6(月)熱海→三崎港。向丘7時47分のいつものロマンスカーで熱海に向かう。1時にロープの確認で東京製綱ロープと代理店の山文が来る。14ミリに見えるのだが間違いなく16ミリとのことであった。今日は斎藤実さんが無寄港世界一周を終え夕方に無事三崎につく予定である。ロープのチェックの約束で遅くなってしまい船では行けない。必ず迎えに船を出すと言っていたベラシス、ウイスパーノットの伊藤さんに電話を入れてみる。予定より遅れ、三崎に着くのは6時ごろになる予定とのこと。こちらは残念ながら時間が遅く船では行けないので、陸から6時ごろに行くと伝える。電話を終えたとたん、どうしても船で行きたくなる。着くのが夜になったしまうのが心配であったが、油壷ではなく三崎に着けることに決めて、急遽ドタバタと出港準備し、さっと出る。出港2時30分。なんとか7時までには着きたい。機走に加え、フルメイン、ジェノアで目一杯走る。6.5ノット程度で進む。6時過ぎ、三崎にあと3マイル近くで遠くに帆影。上空に飛行機、ヘリコプター、カメラのフラッシュらしき光。斎藤さんの酒呑童子だ。何艇かが迎えに進んでいる。こちらも到着おめでとうを言いに行きたいが暗くなってしまうので、三崎にまっすぐ向かう。すばらしい夕焼け。7時前に三崎着。たまたまヨット乗りの人がいて、車で斎藤さんの到着ハーバーのシーボニアに行く。幸い、斎藤さんの艇のエンジンがかからず、モーターボートにひかれてくるので未だ入港していなかったが、ついて直ぐ照明の中、酒呑童子が現れる。白いハットをかぶっている。元気。船もきれい。上陸後、一時クラブハウスに入っていた斎藤さんが出てきたところでこちらに気づく、しっかり握手。チャント覚えていてくれた。うれしい。「無事完走、おめでとうございます」。あと8時半頃よりレストランで記者会見。田口ランディと今給さんに両側を囲まれている。そのあと簡単な宴会。また車で三崎まで送ってくれる。世界一周した大野さんが同乗。前、KAZIで「世界一周は面白い。ぜひやったほうが良い」と語っていた人だ。三崎のコンビニで缶ビールを仕入れ艇に戻り、飲んで直ぐ寝る。