DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

宝島2

イメージ 1

宝島2
2007.6.3(日)
今、食事も片付けも終わって8時。

朝はやく5時ごろ漁船のエンジンの音が聞こえる。外を見るととなりのシンシアが舫いを直している。6時前、歯を磨こうとして外を見るとシンシアが見えない。ハッチを開けて外を見ると岸を離れつつあるシンシアが目に入る。声をかけると、明日はもっと波が強くなるので出港するとのことであった。今は風も弱く、海面もしずかだ。ゆっくりアンカーを挙げて出港していった。天気予報では十島村には波浪注意報が出たままだ。気をつけて行ってらっしゃい。今日の昼までは雨の予報が今は雨が止んでいる。

岸から漁師さんらしい人が出港しないのかと声をかけてくる。波浪注意報が出ているときは出港しないことにしていると答える。今、シンシアが出ていったけれど外はかなりあれているんではないですかと利くと、うねりが未だ残っているだろうと言っていた。
千代丸さんですかと聞くと、そうだとのこと。私は宮崎の頓馬の石川さんと知り合いで宝島では千代丸という名瀬の船に会うかもしれないと聞いていましたと会話を始める。石川さんが結婚したことを報告する。おととしぐらいに名瀬で見かけたけど最近は会っていなので叉名瀬に来るよう伝えてくれとか、少し話しをする。
船長さんが魚をあげると、船に戻る。走錨立派な魚を持ってきてくれる。名前を聞くとアマダイ。これはうれしい。早速料理して食べます。

昨日は猛烈な雨が一日降り続く。風も強い。外へも出られない。夕方、少し雨が弱くなった時に風呂に行こうとデッキにでた途端、ザーと降りだし、あわてて船内に戻る。となりの船が槍着けから横付けに変えている。しばらしてからふと外を見ると船尾が大きく岸壁に近づいている。走錨だ。北の風でもないのにアンカーが抜けるとは。岸にいるシンシアの船長が横付けに変えた方がいいのではないかといろいろ手伝ってくれる。シンシアも横付けしたのは走錨の為であった。前回来た時も走錨し、海に潜って見てみるとアンカーは海底の石に引っかかっているだけなのだ。漁師さんが大きくゆれるとアンカーが跳ね上がって抜ける場合があるといっていた。激しい雨と風の中、スプリングラインも取り、舫いの調整をし、ロープのすれ止めをしする。岸から1m程離した状況で岸壁に平行に舫い8時ごろ作業を完了する。アンカーは少し短くなったが、その位置で利いている。