2007.8.16(木)
今日は波浪注意報解除。
壱岐から60km、九州本土からも約60kmの絶海の孤島、神の島へ到着。
住民は神職一人のみ。
12時過ぎに到着。今、海につかって体を冷やしたところ3時半。
高速インターネットは勿論接続できない。携帯でアップする。
この島に来たいと熱望していた。
壱岐の芦辺港に寄ったのもこの島へ来ることを前提としてである。
しかし行くことができるのだろうか。どんなところなのだろう。
芦辺で港の様子や、島に渡ることが出来るかを漁師さんに聞こうと思ったが、漁師さんは神事を大事にする。
聞けばヨットでなんか行くのはダメだ。と言われるのははっきりしていているのでやめる。
この島に渡ることは禁じられている。
島を参拝したい人は願いを出し、抽選で一年に一度だけ渡島することができる。
正式にヨットで渡島したいがOKかと問合せればそれはダメです。
年に一度の機会に希望を出してくださいといわれるに決まっている。
インターネットのグーグルでいろいろ調べてみる。
ついに1件、参考になる事例を発見した。
職業は大学の先生らしい人がつてを辿ってこの島に渡る方法はないか探していたところ、工事でこの島に渡る人がいる。
その人の船に同乗させてもらえることになる。
なかなかこの島に出発しなかったが、
突然今日の夜中に出発するとの連絡を受け、2度と無い機会なのでこの船に同乗して島までたどり着く。
着いてみると、上陸できません直ぐ帰りなさいとは言われず、受け入れてもらい、参拝できていたのだ。
つまり、島に渡ることは禁じられているが、参拝の為、島に来てた人を追い返すことはしないとわかる。
一度はやはりこの島へ渡るのは無理かなと思ったがWEB上のこの記事を見て、
大学の先生だから大丈夫だったのかなと一瞬迷ったが渡島を決定する。
海が荒れた状況では行きたくなかった。
1週間近く続いた波浪注意報もようやく解除になり、穏やかな海で島を目指す。
島に近づいて見て驚く。島の廻りは潮が速いと出ていたが島の港と思われる一体が白く波だっている。
こりゃー近づけるのか、だいたい港に入れるのかと思いながら近づく。
港の入口が解りにくい。港入口にある一文字防波堤と、港入口の境目が解らない。
次第に一文字防波堤に近づいてみて再度驚く。
港入口と一文字防波堤の間は川の激流の様に白く波立ってこちらに向かって流れている。
うー。エンジンを最大高速にする。進入。なんとか流されずに入港。
港の中は静か。青い水を通して底がはっきりと見える。美しい。
眼前に大きな岩の山が緑に包まれ覆いかぶさる。ついに神の島にやってきた。
神の島とは神が居る島では無い。島が神なのだ。
この島で有った事は口外してはならない。
又、一木一草たりとも持ち出し禁止
それ故、差しさわり無い写真のみ記載する。
写真:
・海の底まで見える、澄んだ海水
・19時44分。夕日を背に受けた島影
・告知版