DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

舫いロープに着く貝類

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2008.8.19(火)
薄く雲がかかっていて直射日光は無いが朝から暑い。
すずしかったのは1日半だけであった。

朝、6時半ごろ隣の艇、Lucky Ladyを榎本さんがバースに戻しに来る。
不動産屋さんの榎本さんに前から知りたかったことを聞いてみる。
熱海には次々にマンションが建ち、今後も10棟は建つとのことだが、
熱海市街の直ぐ後ろに手付かずの山が一つある。
開発が盛んな熱海で町に隣接しているのに自然の山がそのままのこっているとは
なんと貴重なことだろうと思っていた。
このような状況は一見国や自治体の土地と勘違いする人が多いが、美術品も含め
大規模で貴重な遺産を残しているのは大抵個人なのだ。
榎本さんに「あの直ぐ上にある大きな山一つは個人のものですか」と尋ねたところ、
さすが不動産屋さん「三菱の岩崎の別荘があるんですよ」との回答であった。
やはり個人のものなのだ。木に囲まれた山だがその中に別荘があるらしい。
岩崎さん。売らずに残しておいてください。
日本は相続税が高いからなー。財団にしてあるそうだが、いつまでも森を保って欲しい。

舫いの清掃
艇をブイに係留する時、舫いをつないだロープを素手で取るとロープに着いた貝で手を切る。
かみそりで切ったような切り傷で痛い。そこで舫いをつなぐ細いロープの貝を採ることにする。
やり始めてみると細い繋ぎロープだけでなく舫い自身にもいっぱい貝がついているのに気づく。
新しい20mm三打ちナイロンロープを春に設置してそれほど立っていないのに貝が着くのが早い。
舫いロープの選択についてはKAZIにも連載を書いているハワード氏に従い必ず三打ちナイロンロープ
にしている。これは価格が高いがしょうがないと思っている。
ナイロン三打ちロープの欠点として必ず挙げられるのが次第に堅くなることだ。
私が思うに、この欠点に加えて、貝が着き易いことを指摘したい。他の艇の舫いに貝が着いて
いないのに私のナイロンロープにはびっしり貝がついている。
ナイロンは組成が蛋白質に近いためか。

写真:舫いに巣くう貝類。上から。
・最も気を付ける必要がある牡蠣。写真の白いかさぶたの様なものが牡蠣に成長する。
 大きくなると金槌で壊すしか取り外せない。ほっておくと何十とロープに着く。
 熱海では舫いロープの防波堤岸壁寄り、先端10M近くにだけ着く。理由は不明。
・手を切るのはこの三角形に近い小さな赤い貝。はじめはところどころ、ほっておくと
 ロープ一面にびっしり着く。大きくはならない。
・ロープの結び目などロープとロープの間に着く黒い貝。写真では小さいがこの三倍ぐらいまで
 成長しロープの結び目全体を覆い巨大な黒い塊りのようになる。大きくなったこの貝を取り除き
 積み重ねておくと直ぐ腐り猛烈な臭気が出る。直ぐ海に投棄すること。
・これは貝なのか。ナイロンロープをつないでいる柔らかいロープにだけ着く。良く見る貝(植物?)
 ぶよんとしていて、チョット気味が悪いが割りと楽に取り除ける

本日東京に移動。
8月5日に熱海に来て今日、19日に東京に帰るので14日間いたことになる。
この間、全て自炊で外食無し。今回は飲み屋にも行って無い。船で朝昼夕食事。