DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

秘密のワインバー

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2009.3.9(日)
昨日は恒例のスパ・マリーナ熱海オーナー会が開かれた。
会で散々飲んだ後、NOVIAの西行さん、光風の相馬さんと3人で二次会に出かける。
以前西行さんと飲んだ時の2次会で覗いた時、満席で入れなかったワインバーだ。
実は先日イスラエル文学賞を取り、受賞スピーチも話題になった作家の本に
出てくるワインバーはここに違い無いとにらんでいる店なのだ。

本日はすいている。カウンターのみの店で奥から2席目に女性が一人いるだけだ。
3人でヨット談義にふけっているうち、ひょんなことから奥の女性の指輪が話題となる。
その指輪は赤の光が入ったオパールで最近ようやっと見つけた非常に珍しいものらしい。
指輪についての話が続く内、美味しいワインがあるので飲んでみてと1本プレゼントしてくれる。
我々も1本取って3人で飲んでいたが、これよりだいぶ高価なワインの様だ。
この方はオパール以外にもう一つダイヤの指輪もしており、こちらは家だかマンションだかが
一軒買える価格とのこと。
いったいこの女性は何者か。
30代後半か。美しい。細身の体。物静か。ノースリーブで裸の腕がまぶしい。
話が弾む内に今度はシャンパンを差し入れますと言ってくれる。
さすがに我々も恐れ多く、2軒目で今日はかなり飲みすぎているのでと辞退する。
オーナー会で散々飲み、ここでもワインを2本空けたのでホントに3人とも酔っており、
この辺でお開きとする。
かの女性がカラオケに行きましょうと誘ってくれたがわが身を励まして今日はこの辺でと
店をでる。
この女性は一体何者か。
独身のように見える。大金持ちの囲い者か。
なにしろ熱海は稲○会の本拠地であるし、うかつな行動はつつしまないと行けない。

店を出るとき、作家の名を出して聞いてみると否定しない。
この店は予想どおり作家が書いているワインバーであった。
知られてしまうと作家がこれなくなるのに配慮しているのだ。