DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

房総半島の先端を周り船形港に入りました。ここは内房です

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2009.11.4(水)
ちょっと名残惜しい千倉を後に房総半島の先端を周り船形港に入りました。ここは内房です。
強風波浪注意報が続いたあとのいつものように波は悪い。
千倉港を出て南下して行くと右手に大きな半島が見えて来る。
伊豆半島があんなにはっきり見えるはずはないし。
これは伊豆大島なんじゃねーのと気づく。正解。
大きな島が姿を現す。大島を見て、あー、帰って来たなーと実感する。
予想していた一番とんがっている洲崎を越えて館山湾に入るあたりは潮がぶつかりこれはもっと悪い波であった。
予想より少し遅れ、12時30分にアンカーを打ち、前舫いを取り終わる。
食事を終って1時15分。
穏やかでなかなか良い港の様だ。少し片付けて上陸。

一渡り、船形の町を散策。
トイレ、水を確認。風呂を確認。大型スーパーを確認。
確認ついでに太型スーパーで食材仕入れ。途中にあった魚屋ではサバをさばいてもらう。

一旦、船に戻り、確認済みの風呂に出発。
着いたがだれもいない。
しばらくして女主人が戻る。これから沸かすとのことで部屋で待つ。
置いてあった小学生用の郷土を学ぶ本で船形の歴史を知ることが出来た。
船形は江戸時代、江戸に魚を運ぶ港として栄えた。
陸上では3泊4日かかったが、船なら10時間で行けたそうだ。
明治大正時代には焼津と並ぶカツオ漁の港だった。
戦時中、館山が軍の施設とないり、アメリカ軍の攻撃の的とないり壊滅的被害を受ける。
確かに、町を歩いても昔の面影を残すものは無い。
多分、戦災で消滅したのであろう。
現在の船形は老人もいないが若者も子供もいない。

人気がないのだ。

風呂(温泉)がわいたと連絡があり、入る。
清潔で気持ちの良い風呂。
湯もリラックスする。気持ちが良かった。

今船に戻り、これを書いている
南西の風が強く、風を横から受けるのでかなりの揺れ方だ。
殆ど西に開いた場所なので外海と同じだ。6時。

写真:
・船形港に舫うECHO POINT