DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

第4回、長距離航海懇話会

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2011.2.5(土)
横浜の開港記念会館にて第4回、長距航海離懇話会が開かれる。

久しぶりに一時帰国している浅生さんに会う。少し話し。
6年近く前、2005.5.22のこと。
私は油壺ランデブーに参加して艇をブイにもやっていて、浅生さんの艇Niraiを発見。
朝はNiraiに呼ばれて、朝食とコーヒーをご馳走なりヨットや航海について色々おしえてもらう。
私の艇についているC-MAPが使えるGPSプロッター、フルノGP-7000Fは、Niraiに新設した機種でこの時教えてもらって私も購入したものだ。
浅生さんはアラスカに出港する1週間ほど前、油壺で最後の整備をしていたのだ。

当日の参加者はナント100名を越える。
懇親会出席者も60何名。大盛況であった。
長距離航海懇話会は日本の長距離航海の情報交換の場として定着する可能性大だ。
ココまで行くと関西編も欲しいところだ。

第4回、長距離航海懇話会
13:30-14:20 『カタマランで巡ったスペインから日本への航海』
  楽しかった事、トラぶった事の数々
菅原 廣 (若水)  氏
14:30-15:20 『小さな洋上教室』
家族四人の世界大航海
内海 勝利 (巴流号) 氏
15:30-16:45 『日本一周の魅力 と 長距離航海の楽しみ方』
楢崎 久光  (どんたく) 氏
16:00-16:45 オープンディスカッション
司会、澤さん
17:00-19:00 懇親会

菅原さんは海外航海では珍しく艇に大型カタマランを選択され地中海で航海をスタートした方だ。
どうしても日の丸を揚げて航海したいので、面倒な手続きを辛抱強く続け、海外で日本船籍を取得された。
大型カタマランが平穏な時だけでなく荒天の時も如何に安定性が良いかをから話が始まる。
地中海から沖縄までの航海の状況や海外で日本船籍を取る苦労などを豊富な写真スライドと共に説明があった。

内海さんは奥さんに小学生の子供2人を連れた家族による長期の海外航海を語る。
当時の内海さん一家の航海と生活をテレビで放映された映像を交えて紹介してくれた。

楢崎さんは大勢の前で話すのは初めてなので、とことわり、来ていたKAZI社の西さんからの質問を
受けながらヨット生活を話す。
この質問者に答えるという形式が大成功で、船内で飲みながら話す時と同じ実に味のある面白い
話が聞けた。
楢崎さんが発声する度に笑い声が起きるほど楽しい時間であった。

この後、説明者に会の幹事である気象予報の馬場さん、宮本さん、西郷、司会者も兼ねた澤さんと
7名が前に出て質問を受けるディスカッションに入る。
来た人全員が参加できるのでいつも盛り上がる。時間切れで終了。もう少し時間が欲しいところだ。

気象の専門家、馬場さんの話が興味深かった。
低気圧、台風に対しては、エンジンと帆を使って何しろ逃げる。
今は天気予報で1週間先まで解る。ズット航海は安全になった。
気象情報を得ることがなにより重要だ。

懇親会は2分ぐらい先にある近い店。あまりにも人数が多いので、部屋としてはつながっているが、
3つのブロックになって端から端は一目では見えない状況となってしまった。

私は2次会、3次会で菅原さんとゆっくり話しをしたいと思っていたが、みんながビールから他の飲み物に移るので大量にある大型ピーッチャーのビールを一人でドンドン飲んでいたので終会ごろにはかなり酒がまわってくる。
いつも2次会、3次会へ率先して誘う私だが、飲みすぎを感じて今日は定時、1次会で真っ直ぐ帰る。

写真:第4回、長距離航海懇話会会場の開港記念会館。雰囲気もありきれいでしょう。
   文化財となっている建築物。