DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

3日ぶりに晴れたが強風

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2012.5.4(金)
東京は雨らしいが、大島は3日ぶりに美しい緑の森の上に青空。
すっかり湿ってしまった衣服、靴などを干す。
今日は余裕を持って夕方風呂にでも行こうと思っていたら、
大変忙しい日となったしまった。
次第に南西の風が強まる。風に向かって歩けない。
風向もバウから吹いて来ていたのが、真横から猛烈に吹き付ける。
ブロー毎に船が傾く。
驚いたのは食事のあと洗いカゴに入れていた中型の皿が
風で空を飛び、私の頭をかすめ船体にぶつかり、バラバラに
飛び散る。頭に当たったらまずいんじゃないの。
それ位のぶろーが繰り返し吹き続ける。
なんとなく、アンカーが移動している様に感じる。
おとといの波浪警報の時でも大丈夫だったアンカーだから
安心していたが、真横からの力に弱い可能性がある。
ホントは増しアンカーをテンダーで入れに行きたいのだが、
風で流されてしまい、とてもテンダーを操れる状況では無い。

あれこれ迷っている内に本船が避難して来る。
着ける岸壁を探していたが、さっき出ていった油壷のLEILANIの場所につけた。本船から人が来て何時出港ですか、陸からロープを引っ張りたい。とのこと。今日は出ないと伝えると極太のロープを港を跨いで、ヨットの前を通り、漁協前で舫う。
これで安心してこちらもロープを張り巡らすことにする。
100m1本、50m2本を用意する。
船尾から100mを漁協前に取り、50mを船尾から風の方向に取る。
と、こんなことをしている内に午前、午後を使ってしまった。

艇内に居ないのではないかと思っていたK&Aさんがバウに姿を現し、
今日わとこちらに声を掛ける。続いて、ブログ見てますよとのこと。
ここで会話開始。
オーナーは山口さん。艇名K&A。銚子マリーナ係留。DUFOUR 36。
北海道一周も日本海にも航海経験済み。日本一周経験者の様だ。
気負いの無い、静かで信頼できる方とお見受けした。
これを機会にあれこれ、情報交換しよう。

明日は移動には良い穏やかな日の予報だ。
しかし、次の日は又、風波とも強まる。つまり、明日は、次の日、海況が悪くても耐えられる港に移動しなければならない。
K&Aの山口さんも全く同じことを考えていて、下田にするそうだ。
正に正しい選択だ。行きませんかと誘われる。
私は今回は伊豆七島めぐりをしたいと伝える。
ただ、伊豆七島で悪い海況でも快適に過ごせる所はないのだ。
困った。風が東なら少し吹いても波が悪くても、未だ未経験の
大島元町で一日を過ごしたいところなのだが、残念なことに西の風。

それはさておき、食材が途絶えてしまったので、夕方、きのう調べたスーパーとひもの屋に出発。今帰って来て、これを書いている。
16:23

午後に牛若丸という艇が入ってくる。場所が無く探していたが、地元の人が我々の横の本船の裏へ留められると誘導してくれていた。
女のクルーがいる。大変な状況だったとおものに皆、普通の顔をしていた。
何時入港したのか知らないが、買い物に行く途中で港最奥に1艇槍着けしていた。これは人数が多かった。つまり現在、波浮にヨット4艇。

4時過ぎ、風が少し弱く感じ、オールでどうにか、
移動できそうなので、増しアンカーをテンダーでに積んで、
アンカーロープ最長まで持って行って沈める。
艇に戻り、アンカーの利きを探る。
無事、アンカーは利いている、びくともしない。
アンカーまでの長さ、70m。
我が愛用のテンダー、スポーティヤックに感謝。
テンダーをまたデッキまで持ち上げ、設置。
張り巡らした100mと50mのロープを回収し、まとめる。
一仕事しました。一安心。5時半ごろとなる。

と、また一艇、入って来る。着けるところを探しているようだ。
声をかけ先ほどの艇が着けた隣を教える。

これから食事。6時20分。未だ明るいのでデッキにするかな。


写真:
・東京は雨らしいが、大島は一日こんなにきれいな空
・厳しい海況の中、出港する油壷のLEILANIが7時前に出港。
 4~5人いるのと沈着な艇長とお見受けしたので大変だが大丈夫だろう。
・目の前に来て極太ロープを張る本船。
・増しアンカーを無事設置してくれたスポーティヤック。