DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

熱海ゆかりの名宝展

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2012.10.29(水)
きのうは久しぶりのMOA美術家へ。
熱海にはMOA美術館がある。
優れた美術館だ。
世界救世教が建てた。
美術館によっては有名作家を所蔵しているが、名のみで名品でない場合がある。
世界救世教の教祖、岡田茂吉は若い頃、骨董商も営んでいた。
したがって、美術日への目は高く、MOA美術館には名品が多い。
もっとも有名なのは尾形光琳の紅白梅図だ。日本にとっての宝と言って良い。
毎年、2月のみ公開する。
私も船も熱海に置くようになってから、冬の紅白梅図観賞が楽しみで3年ほどは毎年出掛けていった。
最近はMOA美術館より、箱根美術館に行く方が多い。
ここは岡田茂吉が作った美術館だ。素晴らしい縄文土器が揃っている。
それに庭が素晴らしい。
未だ行って無い方は是非とも、二つの美術館を訪れることをお勧めする。

ところで、今回の「熱海ゆかりの名宝」展に、熱海の温泉に入ったことが書かれた千利休の書状が出品されている。
MOAの所蔵品なのでそんなことは無いと思うが出は確かなものだろうか。本物ですかね。

15年ほど前に伊豆の美術展が開催された。優れた展覧会であった。
図版も非常に良く出来ていた。
今回の出品は伊豆山神社の所蔵品が多い。
熱海に限定されているせいもあり、子供を対象とした教育的内容であった。

写真:
・美術館から初島方目を望む
・残された図面を基に尾形光琳の屋敷を再現。繊細。堀口捨己の監修による。