DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

Sentimental journey 2-2

2013.2.23(土)
ラジオの特別番組で朝の7時から南こうせつが1時間生出演。
神田川について語る。

思いは敦子に飛ぶ。
語ることの多いJとは別れ、唐津の平賀さんとも疎遠になった後、、
敦子と邂逅する。
私は東京生まれの東京育ちだが、大学に入る前、家を出て、若松町の3畳に下宿した。
Jとの長い物語が始まるがそれは別件。
敦子に会った頃、私は南榎にある3畳一間に住んでいた。
会ってすぐ、敦子の住む、池の上で一緒に生活する様になった。

私の勤めていたのは本社組織であったが、当時は職場が五反田であった。
池の上から井の頭線で渋谷に出て山手に乗り換え五反田に通う事となった。
南榎の下宿先は引き続き家賃を払っていた。

池の上で風呂に行く時は、二人してダラダラ坂を下り、下北沢にある銭湯へ行った。
思い出す、寒い冬の夜、石鹸が石鹸箱の中で、まさに神田川の様にカタカタなった。
そして敦子がいつも俺より遅く出て来て待っている私とチワげんかになった。

敦子が聞く、「オレお茶飲む?」
自分では気付かなかったが、私は自分のことを良くオレと言っていたようだ。
敦子はわたしのことを「オレ」と呼んでいた。
二人で色々な所に行った。
「オレと海外に行きたい」と敦子は何度か言ったが実現には至らなかった。

色々なことがあった。
神田川という歌や同棲時代という言葉がはやったのは、
敦子と別れたズット後のことであった。
私のわがままで別れてしまったが、
敦子のことを思えば、いつもいつも感謝の気持ちが私の心を満たす。