DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

安乗(あのり)港へ到着

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2013,9.8(日)
福田港→安乗港 53マイル(約95km)

きのう夕方の天気予報では雨、西の風。つまり雨の中、スプレーを浴びながら走るわけだ。
走る予定の静岡県、愛知県、三重県の予報をチェック。
各県とも注意報は大雨、洪水注意報。
スパコン予想も見る。
いろいろ検討したが、スタートすることに決め、寝る。

夜中、2時半ごろ何かがキラと光る。
釣り人の浮きの照明かなと思うまもなく、青い光が飛び始める。
稲妻だ。
そうこうする内、3時半ごろからものすごい雨、稲妻、雷。
大きな稲妻と共に何度も雷の落ちる音が響く。
とても外へ出らる様な状況では無い。
5時からラジオでオリンピック開催地発表特番を聞いていたが、
途中で、突然「番組も途中ですが」と割り込みメッセージが入る。
静岡県袋井地方その他に洪水、雷警報が発令さえました」
つまり福田港周辺なのだ。
これはとても出港出来そうもないな、と思う。
5時半ごろから急に小雨に変わる。
6時には殆ど雨は止む。
急いで出港準備。食事、トイレはもう済ましている。
風も無風に近い。
初めて、福田港内でメインセイルを挙げ、7時に福田港白燈台を通過。

外に出ると、風は北寄りの西。
どうにかジブも挙げられる。
雨もなかなか降らない。
ラッキー!
西に進むほど海況は安定する予報で出港したのだが、
福田の20マイル手前位から波悪くなる。
風もマンマエから吹いてくる。
たいした風では無いのにピッチングが激しい。
小雨も降ってくる。
体全体にかぶる様なスプレーは無かったが、水滴スプレーはドンドン吹き付ける。

針路は福田港から1本。
釣りに挑戦。シイラが6匹も釣れる。
小さな1匹は針が直ぐ外れたので逃がしてやる。
もう一匹小さいのは釣り上げないでおいたら自然といなくなった。
4匹をさばいて冷蔵庫へ。

17時15分に安乗港白燈台を通過。
いつもの着ける場所に行ってみると船が占めていて留められない。
いつもは地元のだれかが来て、何かを言ってくれるのだが、誰も居ない。
迷ったが何時も留める場所、着き出た堤防の反対側の端が空いていたので、
そこにスターンアンカーを打って留める。
アンカーを打つ場所を決めるのに手間取り、舫いを固めたのは6時すぎであった。
次第に薄暗くなってくる。

デッキの上を片付け終わったのが7時。
いまこれを書いている7時35分。ズット前から真っ暗だ。

写真:
・安乗港の夕焼けの中に舫うECHO POINT