DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

四国徳島県庁前、ケンチョピアにやって来ました

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2013.9.14(土)
南紀白浜綱不知→ケンチョピア 44.5マイル(約80km)
朝、6時に静かな綱不知をスタート。
徳島港白燈台を14:40に通過。
川を長くさかのぼり、15:20にケンチョピアのポンツーンに無事着。
実は今日は土曜なのでビジター艇用のポンツーン(川下側)が
空いていないのではないかとひやひやものだった。
船を着けてから、徳島ヨットクラブに電話して、係留の了解をもらう。
台風が来ているので明日の出港は無理。

出港する時は何時も5時前に食事を終えているので、昼前に腹がすいてくる。
今日も、ムショウに刺身が食いたくなり、その目的でヒコーキを左右で流す。
と、すぐシイラの小型が1匹かかる。
すぐ刺身を作り食べる。
こんな原始的な事をしていて、普通の社会生活に戻れるかチョット不安だ。

シイラその他、魚の処理も次第に慣れて来る。
ポイントは如何に船を汚さないで魚を処理できるかだ。
釣り上げてコックピットに降ろすと、針の掛り方で多い少ないがあるが。
魚の血が飛び散る。魚をさばくと当然血が出る。
これ等、魚の血は結構、遠くまで飛び散るし、直ぐ水で流さないと、
取れなくなってしまう。
そこで考えた。
先ず釣り上げた魚の針を直ぐ外そうとするので暴れて血が出る。
釣りあげたら動かなくなるまでほっておく。
飛び散った血は汲み上げた海水で流す。
動かなくなってから針を外す。
次にさばき。
大きな、作業用ベニヤ板の上でさばく。
いままでは家でやるように釣り上げた魚の先ず頭を落としていた。
これを止める。
ただ、身だけを切り取る。残った頭、骨、内臓をそのまま海に戻す。
これだと、殆ど血に煩わされることは無い。
ベニヤを船の外まで出して海水をかけ、ブラシで清掃すれば良い。

シイラのさばき。
シイラの皮がぬるぬるしているのが気になる。
刺身にする場合、ゾウリンゲンの薄刃ナイフで皮だけ取り除いていたが、
軍手か布を使えば皮がきれいに剥がせることがわかり、
シイラはこの方法ですぐ刺身でたべらることとなった。

午後、2匹が掛ったが手繰り寄せる時に逃がす。
その後、かなり大きめもシイラがかかる。
これも身だけ切り取り、皮を剥がす方法で刺身を作る。
殆ど4~5人前の刺身だ。
シイラの刺身は美味い。明日になったら残りはオリーブ焼きにするつもり。
白浜から徳島は一本で、釣りでもしないと暇を持て余す。
ただ、日ノ御崎沖は紀伊半島と四国の間が最も狭まるところなので、
直ぐ近くを行き来する本船が多いので注意が必要。
かなり大きな船が行き来している。

明日は台風の影響が出始める。
今日も非常に不安定な天気との予報だったが、
徳島に近づくにつれ次第に風も波もなくなり油を流した様な海面となる。

徳島港の白燈台を左に見て入港する。
広い港で何処へ行けば良いのか一瞬解らなくなる。
堤防に沿って進むと右奥に赤い燈台が見える。
その先に大きな橋が見える。
赤燈台を右に見て、橋に向かって進めば、川をさかのぼることになる。

ケンチョピアまではかなり遠く、、4~50分ぐらいかかるのではないか。
川を上流に進み、左に茶色の立派な建築物が見えてくる。
その県庁舎の前がケンチョピアだ。
ビジター用にしっかりしたポンツーンの下流側が用意されている。
水も電気もこのポンツーンで無料、自由に使わせてもらえる。
有難いことだ。

一通り片付けを済ましたところで、きれいなトイレは健在かをチェックしての帰り、
地元のヨットマンから声を掛けられる。CANCAN7さん。
艇に伺って、ヨット四方山話。
40フィート超の大型ヨット。
サラリーマンでは無い。司法書士の方。
年に10日ほどの休みを何回か取り、何人かの仲間と本州一周もされたそうだ。
今日は花火があるので夕方暗くなってから船で行くそうだ。
仲間が何人か集まり始めたので失礼する。
外に出るともうくらくなっていた。



写真:
・4年ぶりに徳島港、ケンチョピアに舫うECHO POINT
・釣りあげたシイラ
・キッチンペーパーで水分とリ
・4~5人前の刺身
・ケンチョピアはこの橋をくぐって行きます