DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

来たかった沼島についにやって来ました

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2014.10.18(土)
長い事、来たいと思いながら寄港出来なかった沼島(ぬしま)についにやって来ました。
沼島の事を初めて聞いたのは5年前、白浜、綱不知で三川さんからでした。
独特の風習を持った沼島という島がある。是非訪れると良い。との情報でした。
その時からいつか行ってみたいと思っていました。
その後、入ってくる沼島の情報は、行ってみたい気持ちをそそるものばかりです。
イザナギイザナミの神が「天の沼矛」を下界に差し入れ「コウロ、コウロ」とかき混ぜ、
引き上げると、矛の先からシオがしたたり落ち、重なり積もって島ととなった。
この申請な志摩を「おのころ島」という。
二神はこの「おのころ島」に降り立ち、本州や四国など日本の国土と神々を生みます。
その「おのころ島」の有力候補が沼島だというのです。
また、1年に一度、海に何台ものダンジリが連なり、入る勇壮なダンジリ祭でも有名。
ダンジリというのが沼島から始まったらしいなどなど、一度は訪れたいと思わせる情報が
積み重なっていました。
ただ、場所が淡路島の南で、何処かに向かってクルージングしている時か、
急いで、母港に帰る必要がある時などで、なかなか寄れませんでした。
沼島には心の余裕を持ちゆっくり行きたい。
何日でも滞在出来るぐらいの状況で行きたいと思っていたのでした。
泉大津で台風避難したりして、帰りをいそがなければ、
今年も沼島はあきらめるか。
と思っていたのですが、富島に行ってみて淡路島が実に良い所と実感し、
有名な洲本に寄ってみることにしました。
そして、洲本から沼島はたった16.5マイルと解り、コリャー沼島行き決定となりました。

洲本港から沼島に行くには友ヶ島水道を通ります。
友ヶ島水道の転流は明石海峡の約1時間前。今日の明石海峡転流は13時1分。で友ヶ島転流は12時。
洲本から友ヶ島水道中央までは約6マイル。10時50分出港予定。
洲本港内でメインを揚げ、白燈台を右にに見て9時50分スタート。
1時間も早くスタートしました。
港を出てすぐエンジン停止。
風と波の音だけ。自然と一体となって走る。
友ヶ島水道も由良水道側は初めての航路。網に神経を使いながら帆走。
友ヶ島水道もセイルのみ。
沼島沖までズットと帆走。
沼島に行くのにエンジンを使いたくなかったのです。
平均3ノット代、時に6ノット、長いこと2ノット代。
秋晴れ、やや寒いかな。気持ち良さ限りなし。至福の時。

赤燈台を右に見て、一番奥の手前、少しくぼんだ様になっているところに舫う。
ついに沼島にやってきました。

水、トイレ、食材仕入れ、酒屋、神社仏閣、史跡などなど島の概況把握。
おおきな新しい旅館、木村屋で風呂だけ入れるか聞いたところ、6時~8時ならOK。
6時過ぎに風呂へ。これで3日連続で風呂に入っている。
200円で洗濯機が使える。風呂に入って解った、残念。

今日は早めに寝る。

写真:
・ついに来る事が出来た沼島に舫い、うれしそうなECHO POINT
・夕日を浴びる沼島の港