DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

海の難所、潮の岬を越えて、那智勝浦へ

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2014.10.25(土)
夜じゅう、北東の風がうるさくリギンを鳴らす。
係留した岸壁は北東の風の通り道なのだ。此処だけの風。
港入り口の方へ移動してからメインを揚げる。
港内を少し移動しただけでずっと穏やかな風になる。
白燈台を6時30分に交わす。

いつもより早いのは、風が強まる前というのと、
艇内でトイレを済ましているからだ。
私は朝、必ず食事とトイレを済ましてから出港する。
トイレは洋式で、何かを読みながら、気が付いたら済んでいたといった塩梅なので、
時間がかかるのだ。
今日はあまりにトイレが遠いので、艇内で済まし、外海へ出て、紙を捨て、トイレを流す。

今日は難所の潮の岬。
現在、潮の岬に急潮情報
「2014年10月24日現在、黒潮が潮岬及び八丈島に接近しています。
沿岸付近では強い流れが発生していると思われますので、マリンレジャー等は注意して下さい。」
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/
潮の岬、流軸まで、20マイル。
注意して下さいと言われても、注意を仕様が無いので慎重に進む事にする。

波は一貫して悪かった。予報では波2m、後1.5m。
2m以上の波も多かった。
風は東の風、9時から6m~9mの予報だったが、もっと吹いた時も多かった。

明日の方が海況は穏やかな予報だが、明日急変する可能性もある。
今日、出港と決める。風が東だと黒潮と反対方向で波が立つはずだ。
また黒潮接近とは西から東へ潮に乗る場合、実際、どんな状況かを経験してみたい。
と思った。

危険までは行かないがかなり快適でない航海であった。
やはり東の風の場合は波が立つ。
また黒潮接近のせいか、7ノット代で走ることがしばしばあった。

計画航路は潮の岬のかなり岸寄りに取っているつもりだが、
本船が前方から何艇も、より岸寄りに4艇も入って来た。
東から西の場合、かなり潮がきついのかもしれない。

潮の岬から那智勝浦に向かうとまた、こまったことが、
逆潮らしく、2ノット代しか出ない。
結局う、勝浦に入る手前ぐらいまでこの逆潮が続く。
この地域でこんなに潮がきついのかなー。
そう言えば、反対のコースでかなり潮に乗った様な記憶もある。

ズット、スプレーを浴びっぱなしであった。塩辛い。

北の風があり、波も悪いので、今回は一番奥の岸壁に向かう。
最近は水とトイレに便利な公園岸壁につけている。
しかし、奥はやはり、公園岸壁より波も無く、風も不思議と納まる。
ラリーの旗のはためきがまるで違う。
久しぶりに奥岸壁に横付け。舫いを完了して15時。
周参見那智勝浦 36.6マイル

しばらくして、ラリー帰りのTONOASが入って来る。
昨年、大島でも会った。長航会のメンバーで夢の島の海外艇をお世話する役員をやっている。

久しぶりに浦島の温泉に入りたいと船乗り場まで行ったら、群れをなした団体客でいっぱいなので止める。
すぐそばにあるいつもの温泉銭湯へ。ここも実に気持ち良い。

帰りはもう暗い。海沿いに1軒、かって知った、エビスを売っている店あり。購入。

写真:
那智勝浦、最奥岸壁に舫うECHO POINT
・潮の岬に急潮注意情報