2016.9.7(水)
女木島から小豆島の王子前漁港にやって来ました。
いつか来たいと思っていた港だ。
9年前、沖縄からの帰り、土庄東に入った時、
地元のヨットマンに隣の港がもっと良いと言っていた。
ただ、具体的に港の名前が解らない。
春、泉大津に居た時、良い泊地として、ブルーシーガルの上田さんが、
王子前も良いと教えてくれる。
ここだ。港湾案内の土庄東のページの右端に「王子前漁港」と書かれた港が出ていた、
此処かもしれないとは思っていた。具体的、港名がわかったので、寄港を決める。
かなり、良さそうな港の予感。
入港前、細身の五重塔の様なのも見える。歴史もありそうだ。
楽しみだね。
これから上陸します。11時。
行ってきました。
驚きです。
小さな漁港の町と思っていたらとんでもない。
おそらく、小豆島一の都会と思われます。
確かに着けたのは小さな漁港ですが、陸に上がると、すぐ大きな町とわかります。
ビルが立ち並び、役所、関連施設が建ち並んでいます。
良いのは直ぐ後ろが高い山々で大きな川が山から流れて来ている。
町は清潔でゆったり。
文化的な感じがする。
あちこちの店に放哉の句が筆書きで置かれています。
この地は放哉と関連があるのですかね。
放哉の句を飾ると言うのは勇気が要るんじゃないですかねー。
15分ぐらいにオリーブタウンという大きなショッピングタウンがありました。
大型スーパーがあり品物豊富、価格もリーズナブル。
ズット買えなかったDECECCOのスパゲティも買えました。
スイカも買う。
ホームセンタ、大型ドラッグストアなどなど。
五重塔が見えたのはお遍路札所でした。
ここは小豆島の土庄(とのしょう)と言います。
東土庄へ留める艇が多かったのでヨットマンには東土庄が知られています。
私も東土庄だけ、知ってました。
少し、土庄の事を調べてみよう。
私が気に入る町に共通の、きっと、縄文弥生の文化があるところと思います。
風呂の場所の確認と王子前漁港と土庄東とはどうつながっているか知りたくて、夕方散歩。
土庄東はすぐでした。大きなスーパーと温泉は9年前と変わらず。
崩れそうな桟橋は取り払われ、以前と同じ大型本船が2艇並んでいる奥に立派な桟橋が出来てました。
この桟橋がどの様に使われたいるか不明なので、ヨットをつけられるかどうか解りません。
あまり使われていない桟橋に見えました。
外食も考えていたが、真っ暗になってしまったので、艇に戻り夕食。
ついてた!
実は昨日、多度津を出るとき、舫っている桟橋の反対側に留めるフェリーの船長と話す。
次は何処に行くの?
女木島に行こうと思ってます。
女木島の東には浅瀬がある。島のソバは深いけど、チョット離れると浅い。
そうなのか。
と、わりと軽く考えていたが、女木港に向かう船内で海図をチェック。
女木島への航路は南からアプローチするので問題が無い。
今日の航路、女木港から出て、真っ直ぐ備讃瀬戸へ向かう設定でデジタルデータを作っていた。
海図を見ると、海図上に航路の線が引いてない。
デジタルデータだけで航路を作成している。こんなことは私にとって、皆無なのに。
線を引く。女木島の右のブルーの地域を通過する。暗岩も洗岩も無い。
しかし、水深の数字を見てびっくり!
03、05、つまり水深30cm、50cm。その上を通過することになっていたのだ。
女木島に着いて何よりも先に次の日の航路修正作業をしました。
フェリーの船長有難うございました。
出港時に船長との会話が無かったらどうなっていたでしょう。
こういうことって何でしょう。
つき意外にありません。神に感謝。
女木島でアンカーを揚げ、港内でメインを揚げ、赤燈台を6時50分通過。
すぐ修正した航路、一旦、南東に出て、女木島を少し話してから備讃瀬戸に向かう。
備讃瀬戸航路に7時38分に到着。
右から左、西に向かう多数の本船。
備讃瀬戸を直角に横断開始。
何艇かが前を過ぎていく。
どうにか横断出来そうと思っている内に右手から3艇がやってくる。前の2艇は通過していく。
最後の1艇に船首を合わせて進む。
7時48分に備讃瀬戸横断。幅1マイルの備讃瀬戸航路を10分で横断した。
あとは真っ直ぐ王子前漁港の南を目指し、
大きく左に曲がり、王自前漁港を目指す。
白燈台は小さい。燈台というより目印のような細い白。
ゆっくり入港。
デットスローで港内1周。
虎マークの岸壁が広くあいているので、スターンアンカー、槍着け。
仮に舫って、近くにいた漁師さんらしきひとに、ここに漁船は戻ってこないか聞く。OK。
舫い完了し、9時20分。
写真:
・王子前漁港に舫うECHO POINT