DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

良寛

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2016.11.5(土)
驚いたね。少し前、朝4時過ぎからのNHKのラジオで北川フラム氏へのインタビューを聞く。
北川氏の行動には良寛の思想が原点にあるというのだ。
北川氏の良寛への考え方は、完成した悟りきった良寛像ではない。
常に葛藤があったことに視点が当てられている。
話題は新潟での3年毎に行われる現代美術祭。
いまでは北川フラムは瀬戸内芸術祭の総合ディレクターとして知られていると思う。
しかし、その前に新潟を舞台にアートによる地域と密着した祭りを始めている。
それも世界から一流の現代アート作家を呼び、現地で作品を作るという、
今、瀬戸内で展開されているのと同じ手法だ。

案内をくれるので北川フラムが運営する代官山のギャラリーへはショッチュウ顔を出した。
顔を合わすのはオープニングパーティが主だったが、
ゆっくり話したのは一度二人で昼食を一緒にした時だ。
代官山ギャラリーの近くで、地下にあるそばやだった。
確か、ご馳走になったのだと思う。
某大学学長への問題点を辛辣に指摘。同感。
世間も有力マスコミも皆、大家中の大家として扱っているが、この作品の何処が芸術なのだと思っていた。
誰も言わないこと、言えないことではある。

新潟のゆかりの地を訪ねたこともあるが、
30年以上前、良寛が若い時修行した瀬戸内海の玉島の寺を尋ねている。
私が30代だったと思う。
瀬戸内を航海中に玉島を再訪したいと思っているが未だ果たせていない。
それにしても、現代美術のフラムさんのバックボーンに良寛がいたとは驚きと共に、
それでこそとの思いを持った。

写真:
・6時30分の朝日