DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

松坂に本居宣長記念館を訪ねる

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2019.7.18(木)
目が覚めると外が明るい、時計を見ると5時過ぎ。
きのうレティシアさんに、お呼ばれ、しっかり飲んでしまった。
きのうのままの服装で寝ていた。
ヨット乗りには元パイロットという人も多い。
熱海で一緒で親しい元全日空機長もいる。
しかし、自分の飛行機を持ち、操縦資格も持っているヨットマンには初めてお会いした。
アメリカで操縦資格を得たとのこと。
レティシアさんはなかなか面白い経歴の持ち主と見た。
今は引退ではない様で、スマフォで仕事は済ましていると言っていた。
いろんな人に会えるのもヨットの楽しみの一つ。
5時には既に出港し姿は消えていた。

松坂に本居宣長記念館を訪ねたいと思っていると話すと、
DENVERさんが車で連れて行ってくれる。
那智から松坂はかなり遠い。有難いことです。

ホームページの内容はアッサリしていて、多分、規模も小さいのだろうと
あまり期待できない可能性ありと思っていた。
トンデモ無い。展示してあるものは殆ど全て国の重要文化財
日本人なら皆、見に行くべき記念館であった。
良くこの様な実物が消失せずに現代まで存続することが出来た。驚き。
宣長の緻密さ、克明さをひしひしと感じとることが出来る。

続いて、松坂神社参拝。
駅の近くにある月山義高刃物店を訪ねる
昼食後、
阿射加神社(あざかじんじゃ)参拝。
幸い雨に降られず、訪問したい所を訪ねることが出来た。
帰り次第に雨。
大型スーパーに着く頃には本降り。
艇に4時頃着。
DENVERさん、有難うございました。

艇内に入ってすぐ、猛烈な雨。稲光、雷の大きな音。

20時4分、大雨と洪水(明日、9時まで)、雷注意報

写真:
宣長が26才の時、初めて購入した古事記伝とそれへの書き込み
・説明
・江戸時代、版で刷って発行された古事記伝。美しい刷り。
宣長が住み、講義を行った鈴屋(すずのや)。城跡に移築されている。
・右は立てました2階の勉強部屋
・新年号、令和の出典。
 見たかった形を宣長記念館で見る事が出来た。
 マスコミでは枝葉の情報ばかり。
 チャンとした出典を見たかった。
 左側の行、「初春令月気淑風和」から「令」と「和」を取ったのだ。
 「月」の右に「日 宮本」と書き込みあり。
  宣長の使っていたのは「宮本」。宮本では「令月」では無く「令日」となっているのだ。
  万葉集にも異本が多数あるのだろう。
  学芸員に聞いたところ、この書き込みは宣長自身の書き込み。貴重なものを見ることが出来た。

・月山義高刃物店
 http://www.tsukiyama.jp/
 お母さんと少し話す