DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

南西の強風下での舫い拾い

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2012.3.30(金)
昨日の夕方から吹き始めた南西が益々強くなり、夜中中吹き続け、
今も吹き続いている。10m以上のブローが5分おきに吹く。
これは熱海港特有の西の強風だ。
ある角度の西風の場合、強風注意報が出ていなくても、台風の様な風が良く吹く。港を出て少し行くと多分ブローはなくなると思われる。
港内特有の風だ。多分、熱海の地形により、山を下った西風が海に当たるのだろう。陸の街中ではあまり風を感じ無い。
なにしろ、夜中じゅう、繰り返し船がグーッと持って行かれるのだ。
今、6時~9時までの伊豆の予報を見ると、風は3~5mのブルーだ。
小田原での予報はズット10m以上となっている。
船を沖のバースに戻す時に、この西よりの強風時は最も難しい。
船が風だけで走り、舫いを拾いそこねる。船は岸壁にどんどん寄せられる。ロープ類がペラにからむ、などの経過をたどることがしばしばだ。

いつもなら、この風では沖のバースへの移動はしないのだが、
今日は何故かやってみることにする。強風の時に海に出たいと思う時があるが、その時の気分だ。朝食後すぐ移動準備にかかる。
危ないのでエンジン付きテンダーは引っ張って行かないことにする。
舫い類もいつもは全部艇内に納めて離岸するのだが、今日は全部置いて行って、後でとりにくることにする。
風上側1本の舫いを残し、風がやや収まったところで、離岸。

時々ブロー。
ゆっくり、沖のブイ係留バースに近づく。
事前に準備した大きなカラビナ付きのロープが強風下の舫い拾いのポイントとなる。
かなりの風で船が流されても、もやいを繋いだ細いロープを拾う事は出来る。そこへカラビナを引っかけて直ぐ手を離すのだ。
本来のアイ付きの舫い部分を拾って、アイをクリートに引っかけ様とすると移動する船は強風で速く、クリートに引っかける前に進んでしまう。手で33Fの重い船を止めることは出来ない。
なにしろ速くカラビナを引っかけ、風上側に1箇所固定することが重要なのだ。
前回、同様の場面で、艇速がそれほど速く無いと判断し、カラビナを使わずに手で舫いをクリートに掛けようとして失敗している。
前回、失敗の状況:
http://blogs.yahoo.co.jp/sa3307/60736123.html

今回は前回を教訓に必ず先ず、カラビナを引っかけることに決めていた。これで成功。
あと、手では本来の舫いまでは引っ張れないので、ローリング・ヒッチで引いて近づけ、拾う。
(わかめさんは、ローリング・ヒッチの代わりに恒久的に、踏ん張りロープと称して、ロープを付けているそうです。)
7時20分ごろ離岸して、1時間後の8時20分ごろ舫い4本を確実にセットを終了。

沖のバースで昼食はディチェコのスパゲティ。
風はますます強まる。8時代に移動したのは正解であった。

駅前温泉銭湯。
小田原、16時5分のロマンスカーと書きたい所だが、珍しく満席。且つ、大幅ダイヤ変更で町田までしか行かなくなった。
ビールを飲みながら急行で成城まで帰る。
良い情報として、成城に止まるロマンスカーが出来た。
ウイークデイは小田原14時57分発。駅前銭湯に浸るのをかなり短時間にする必要がある。
土日は17時22分発。18時24分には成城着。これは使えるね。

成城で降りると東京でも強風だと解る。
なんか、天候が不順だ。
石井でチーズとギネスを買って帰る。

写真:
・今日は朝日は見られませんでした。
・追っ手強風時の舫い拾い用、大型カラビナ