DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

 ヨットで伊勢神宮参拝、伊勢、神社港(かみやしろみなと)着

2019.10.31

皆さん、信じられますか、ヨットで伊勢神宮参拝。

江戸時代、伊勢神宮参拝を船で行う人々も多々ありました。

船参宮(ふなさんぐう)と言う。

江戸時代にさかのぼる。江戸時代の再現。

ヨットで神社港、「じんじゃこう」とは読まない。

「ジンジャコウ」では無く、「かみやしろみなと」です。

伊勢神宮、内宮、下宮参拝。艇に戻ってきました。

 

答志島和具港→神社(かみやしろ)港 10.4マイル

はやく着きたいので7:10スタート。港内は狭いので港を出てすぐメインを揚げる。

行き会い船も殆ど無く、進みやすい。

菅島水道では連絡船らしきに1艇、漁船に1艇、前方から来るのに会っただけ。

向島と答志島の間を抜けるあたりには何隻かの小漁船がに出会う。

順調に宇治山田港入り口にたどり着く。

NEWPECにも港湾案内にも入り口左手に出っ張る巨大漁網が表示されている。

計画どおり行けば、この網は避けられる。

神社港がある宇治山田港は港湾案内に載っている(あまり参考にならないが)

NEWPECもつぶさに検討して航路を決めた。

しかし、神社港に入港についてはあまり参考にならない。

航路は狭く、浅瀬が多い。

 

順調に進み、もう着くと言うところまで近づいた所で一代事件発生。

入港時から航路と水深を表示して進んいたが、

急に推進が2mを切り、1.3mとかになったと思ったら動かなくなる。

浅瀬に乗り上げたのだ、エンジンを3000回転にする。

少し動くが水深は同じ様、抜け出せない。

30分はアレコレやっていた。

と、地元の漁師?の方が近づいて来て、引っ張ってあげると言ってくれる。

引き綱をつけ、最速で引っ張ってくれる。

何度かやるがチョット動くだけで、浅瀬から抜け出せない。

と、引っ張ってくれた船長が友人に電話してもう一隻呼んでくれる。

この2隻でもなかなか動かない。

何度も2隻全速、こちらは3000回転で試みる。

と、ようやっとECHO POINNTが動き出すでは無いか。

以後は浅瀬を抜けでることが出来た。

目的地、神社港桟橋まで誘導してくれる。

 

あっさり、去って行ったが、なんとお礼をして良いか解らない程だ。

事務所で聞いて貰ったところ、その艇は「好栄丸」さん。

好栄丸さん、有難うございました。

 

船を着ける時にはポンツーンに事務所の方が出て、舫いを取ってくれる。

 

10時前に着く予定だったが、10時半、舫い完了。

舫いロープその他が散乱している状態だったので、後片付け。

伊勢神宮へ行くバス停「神社港」停留所を教えてもらい確認に行く。

昼前になったので、昼食。

バスは1時間に1台、50分に伊勢神宮駅行きが来る。

 

12時50分にバスに乗る。

駅まで行き、歩いて伊勢神宮下宮へ向かう。

バスもあるが、歩いて5分ぐらだし、周りの店や雰囲気を味わえるので、

チャントした駅からの参道を歩いて行った方が良いと地元の人が教えてくれる。

 

伊勢神宮、下宮参拝。

御朱印拝受。

私はいつも紙で貰っているが、御朱印帳も持ってみようと、見せてもらうと、

1000円の1種類しかない、内宮に行けば8種類ありますと教えてくれる。

そちらで選ぶことにして、いつもの様に紙で貰う。

入口まで戻り、10分おきに出ている内宮行きのバスに乗り、伊勢神宮内宮に向かう。

伊勢神宮内宮参拝。御朱印帳購入。

再度循環バスに乗り駅まで戻る。

 

1時間に1本、15分に出る。

16時15分に乗り、艇に戻る。

 

神社港の方々は皆、親切かつ誠意を持って接してくれ、教えてくれるので、有難い。

 

使って良い無料の自転車を教えてくれる。

未だ、明るかったので、大型スーパーの場所を聞き、自転車で出かける。

そうすると、なんとイオンがあるではないか。

イオンを探していたのだ。

米、お茶は銘柄がイオンで決めているのだ。

味噌も切れそうで購入。

その他アレコレ、どっさり購入。4,800円にもなってしまった。

値段よろ重くて、自転車の前カゴに入れると実に不安定であった。

 

帰りは真っ暗。慣れない細い歩道をどうにか戻る。

 

艇に戻ってすぐ飲みに。

事務所の人が教えてくれた30秒ぐらいの所にある飲み屋がなかなか雰囲気いが良い。

いつもの様に生ビールを何杯かと日本酒も欲しくなり、お勧めを1合のみ追加。

うどんに空揚げを作ってもらう。

なかなか良い店ですよ。神社港に行った時は是非。

 

艇に戻り、風呂のしたくをして、事務所の風呂へ。

神社港の建物には泊まらず、艇にもどる。

良い一日であった。

 

 

 

 

写真:

神社(かみやしろ)港桟橋に舫うECHO POINT

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 神社港に行くには真ん中を通れば良いと思ってはいけません。

航海計画どおり進めば問題なかったのに、水深計ばかり眺めていて、

真ん中を通ったので、座礁

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 ヨットで船参宮:

着けるところは神社(かみやしろ)海の駅

http://www.kamiyasirominatomati.com/uminoeki.html

留める桟橋はコンクリ作りの桟橋の手前にある桟橋。

岸壁に大きく告知と海の駅と看板も見えます。

着けるのに3000円/一日

特徴は海の駅の建物があり、宿泊できることです。

乗員一人当たり、1000円。

この、布団でタタミの上に寝ることが出来るというのが特徴です。

風呂あり。ガスコンロも使えます。

桟橋係留と建物使用がセットになっています。

 

船参宮(ふなさんぐう)

かねや太鼓で船参宮にやって来た人々は神社港、さらに上流二軒茶屋、さらに上流、河崎で降りて歩いて伊勢神宮にお参りした。

大変盛んで、遊郭も至る所にあるほどであった。

ヨットを着けた桟橋のすぐ裏側も遊郭地跡がある。

 

明治天皇は明治5年、歴代天皇として初めて伊勢神宮参拝を行った。

船で伊勢に来て、神社港のさらに上流、二軒茶屋で降りた。

また、日本海軍は神社港に毎年上陸し、伊勢神宮参拝をすまし、

遊郭で骨を休めたそうだ。

 

船参宮の人々は何処から船に乗ったか。

江戸時代は蒲郡港からと思われるとのこと。

なお、明治に入っては汽船会社が熱田港から神社港までを日に3便運航したと、

資料に記載されている。

熱田港とは今の名古屋港。

熱田港が整備され名古屋港となった。

 

以上、海の駅、NPO法人かみやしろみなとまち再生グループの方に聞いて、

記しました。