2022.9.28(水)
今日は水曜、雨が降っているがゴミの日、傘を差して行く。
朝の予報では雨。雨が上がったのを見計らって道の駅へ。
いつも昼前にトイレと野菜果物仕入れに道の駅に行く。
トイレから出てみると本降りの雨。とても傘無しには歩けない。
もうすぐすれば止むだろうと屋根の着いた通路のベンチに座って小説を読みだした。
と、猛烈な雨となる。後ろから雨が降りかかる。
移動して雨が掛からない壁によりかかり、立ったまま村上春樹を読み始める。
ファミリー・アフェアを読み終わる。
これはTHE ELEPHANT VANISHESの中にある、Family affair。
アメリカの出版社、クノップフ社が村上春樹の短編17編を選んで英訳して出版したものだ。
私が今日読んだのは新潮社がこのクノップ版をもとに、各短編のオリジナルを載せ、
クノップフ社と春樹の解説を付けたもの。
読み終わった頃に小雨となり道の駅で野菜を仕入れ、濡れながら艇に戻る。
午後の最後の芝生の不思議:
話は違うが、私は昔から春樹の新しい本が出るたび購入して愛読してきた。
しかし何度も読み直した本は少ない。
所が、この象の消滅の中にもある「午後の最後の芝生の不思議」は何年かおきに、
読み返し続けている。
「午後の最後の芝生の不思議」の何が私をひきつけるのか。
そこで、さらに不思議なのは、このクノップフ社版THE ELEPHANT VANISHESに
「午後の最後の芝生の不思議」が選ばれていることだ。
多数ある春樹の短編の内、引かれる17編に選ばれたのは何んの故か。
私と同じ様に、海外の人をも引き付けるものを「午後の最後の芝生の不思議」は
持っているということになる。
この短編集の中にはレーダーホーゼンも含まれている。
これは良く解る。世界のどこの国の読者もその魅力を味わうだろう。
むしろ面白過ぎと言って良い程だ。
「午後の最後の芝生の不思議」に何故ひきつけられのか。
何故何度も読み返したくなるのか。
知りたい。