DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

新年快晴の葉山鐙摺港

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20101.12(火)
おととい、1月10日(日)は久しぶりに葉山に出かける。
正月は毎年、家族で葉山の日陰茶屋で食事をする。
例年、初日の3日に行っているが、今年は都合が付かず、10日の午後、茶屋に着く。
こことは長い付き合いだ。山を背に静かで日に緑が映える庭と池がすがすがしい。
正月に和食を取るには実にふさわしいところだ。
今年は器や食材の盛り方が少し異なっていた。例年は和食の定番である器を楽しむのであるが、今年は器に加え飾り方にかなり力を注いでいるようだ。
酒は去年に続き作(ざく)にする。

食事を終わり、いつものように庭に出て緑と池を愛でる。
車を茶屋の駐車場に置いてこれもいつものように鐙摺のヨットハーバーに入り散策。
風は弱く、雲ひとつ無い晴天。
無数のディンギーが出港し、白い帆がまぶしく見える。
クルーザー1艇。戻ったところらしく、デッキに人が見えたので昨秋の台風で外来艇の受付中止が解除されたか聞いてみたくて声をかける。
外来艇はもう留められる様になりましたか。
多分大丈夫ですよ、と応える人を見上げて、あれ、この人は日本設計の森さんじゃないのとの思いが一瞬頭をよぎる。
あの、日本設計のと言いかけると森ですとデッキ上で続けてくれる。
○○の西郷です。とこちらも続けると2人ともすぐ旧交を改め、現状を紹介しあう。
森さんは日本設計のえらい人で、浜松のアクトシティ設計の総大将だった人だ。

アクトシティ建設に当たって、私の勤務先に仕事を出すから施主である第一生命と三菱地所が作った現地会社に企画の人間を出せと言われ私が浜松に行くことになったのだ。
マーケティング、広告、イベント等が私の仕事分野であった。
そこで入社以来始めて東京を離れ、鍬入れから竣工、オープニングイベントまで3年半滞在したのだ。
イタリアに2度、シンガポール、沖縄その他あちこち行かせてもらった。
マゼール指揮での演奏も3度くらい生で聞いた。

森さんが鍋を作っているのでと、さかんに艇に誘ってくれる。
家族で来ているのでと辞退。しかし私が説得するからと一緒に女房、娘夫婦のとこまで行って、是非艇にと声を掛けてくれる。

1時間ほどか楽しい、時間を過ごす。
日本設計の人が3人、あと三菱商事の方ご夫妻となかなか知的な雰囲気でお酒とお菓子などいただく。
アクトの実際の設計担当であった米川さんや輿さんの現状も聞くことが出来た。

薄暗くなってきたのでどこかでの再会を約しお暇する。
森さん達が乗っている艇の名はBOSS。
2艇ほど先に石原 伸晃元大臣の船あり。
石原慎太郎の息子で子供の時からヨットに乗っていたのだろう、ヨットはうまく、レースでは優秀な成績だそうだ。

写真:
・2010正月、鐙摺の光景
・夕方、西の空に大きな富士山