DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

8年ぶりにホテル浦島

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

2014.10.28(火)
夜中の3時半ごろ強い風が吹いたが、直ぐ止む。
未だ、昼ごろまで強風と波浪が続くとの注意報が続いている。
那智勝浦の一番奥岸壁は北の風の場合、穏やかな様だ。
ようやっと夜があけつつある。雲一つ無い晴天。6時。

那智勝浦に来た時は那智にどうしても行ってみたくなる。
10時18分の電車、那智駅で降りる140円。
那智駅に隣接する熊野世界遺産コーナーに入る。
後鳥羽院が熊野詣でに行った際、お供した日々の行動を、藤原定家が記録している。
その記録に沿った説明を再度、細かく読む。

外へ出て、道の駅で野菜果物をしこたま仕入れる。
JRの線路をくぐって、海へ。
神武天皇、東征の際、上陸したと伝えられる美しい海岸。
また、平安時代から江戸時代にかけて人々が観音浄土である補陀洛山へと
小船で旅立った宗教儀礼「補陀洛渡海」を実行した那智の浜。
いつみても美しいだけでない何かを感じさせる海と海岸と岩岩だ。

海岸から歩いてA-COOPまで行き、切れそうな米及び食材を仕入れ、
都合良く3分ほどで来たバスで戻る。

今日の昼は外食をするつもりで人気のある店を覗いたが、客が一人もいない。
こりゃー、止めた方が良い。艇でたべることにする。

食後、水の補給、海に落ちた帽子その他を洗濯。

2時過ぎ、8年ぶりにホテル浦島へ。
今回は何故か、久しぶりに浦島へ行ってみたい思いが起こる。
8年前、初めてのロングで那智勝浦に来た時、有名なホテル浦島に行き、
入れる風呂全部に入って見た。
その後、何度となく那智勝浦に寄ったが、いつも直ぐそばの銭湯へ行っていた。

きのうも浦島へ行こうとしたのだけれど、ぞろぞろ、連なって団体客が来ているのを見て、止める。
明るく、込んでいない時間、2時過ぎに浦島への渡船に乗る。

立ち寄り客は1000円。これでいくつもの温泉に入れます。
先ずはコインランドリー。浦島にはコインランドリーがあります。
次に目指すは有名な忘帰洞。海に向かってうがたれた巨大な洞窟。
この洞窟に湧く温泉に遥か昔、熊野詣の貴人達も入ったと言われる。
未だ入って無い方は那智勝浦に来た時、話しの種、是非入ってみてください。
一見の価値というか一浴の価値あり。
もう一つの洞窟風呂と前回、良いと思った磯の湯と3つの風呂に入る。

薄暗くなった5時前、帰りの渡船にのる。

朝から夕日が沈むまで雲一つ無い晴天。日が沈む夕闇の美しさ。しばし見入る。

写真:
神武天皇上陸と補陀洛渡海の浜
・ホテル浦島の洞窟風呂、忘帰洞。ホントは撮影禁止。
・ホテル浦島全景。船で渡る。大きすぎる。