DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

大鹿さんが江上にいることが解る。五島列島 奈良尾港→奈留島港

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2007.7.22(日)
同じ五島列島で奈良尾より少し西にある奈留島港に移動する。
濃霧注意報が出ておりかつ上げ潮に乗るため。
ゆっくり8時半ごろ出港する。
期待に反し、ちっとも霧が晴れない。一時は直ぐそばも見えないような濃霧となる。
奈留島港に着くまでズット立ちっぱなしでワッチを続ける。
前だけでなくショッチュウ後ろも振り向いて後方から船が迫って無いかもチェックする。
ジェットなんとかというこの辺の港を廻っていく超高速の船が怖い。
次の難関が奈留島港に入る前に通過する前島との間の狭い水道。
左右が見えるか心配であったが、この水道を通過する時には幸い霧が薄くなる。
後で聞いて解ったが霧の為、ジェットフォイルが2便だか3便欠航になったそうだ。
おかしいなジェットフォイルと行き這うはずなのに会わないなーと思っていたら欠航したのだ。

無事、奈留島港に入ってみると広い港なのだが着けるところが無い。
漁船が現役で活躍している様子が見て取れる。
一番奥まで恐る恐る入って行くと、陸からこの船に一旦横付けすればよいと声をかけてくれる人がいる。
地元でスーパーを経営している藤原さんであった。漁船に横抱きして10時半。

いろいろ港の状況を教えてくれる。
その上、昼時だからと弁当、お茶まで用意してくれ、
車で見たいと思っていた江上と大串港まで行ってくれ主要な観光地も案内してくれる。
港に戻ってからは自分がお持ちのモーターボートで前島トンボロという干潮時には島に渡れる名所にも案内してくれる。
藤原さんありがとうございました。

夕方、藤原さんが食事に行きましょうと誘いに来る。
一緒に来た知り合いの人が大鹿さんは今、家に帰っているはずだという。
驚いて電話をしてみると今家にいるとのこと、明日夕食を一緒にしましょうと約束する。

五島に来たのは実は大鹿さんがきっかけである。
沖縄の宜野湾マリーナで知り合い、時々食事や風呂を一緒に行く仲であった。
控えめで物静かな人だが、話して見て解ったのだが、50代で会社勤めを止め10年ほど世界をヨットで廻っている人だった。
その大鹿さんが五島列島の江上が気に入り家を借り、家の直ぐそばの防波堤にヨットを舫えるようにして暮らしている。
今は沖縄に船を置いているが家はそのままなので良ければ自由に家を使って良いと、
鍵を預かっている家の電話番号まで教えてくれた。
五島列島に寄って見たいという気持ちもあったが、
なにより大鹿さんが気に入って家まで借りてしまい、ヨットも舫えるようにしてしまうとは、
いったいどんなところなのか見て見たいと言う思いが五島へと誘そった。
奈留島港のまた先の江上という入江へ何とか船を着けて見たいと思った。
そこで長崎から先ず、奈良尾港に入り、奈留島港までやって来たのだ。

夕食を藤原さんにご馳走になる。
友達3人と息子さんも一緒で、ビールを飲み久しぶりに食べきれない程、肉をご馳走になる。うまかった。

写真:奈留島港に舫うECHO POINT