DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

田野浦

2009.5.31(日)
伝説に満ちた姫島を後に38マイル(69km)、関門海峡の傍ら田野浦港にやってきました。この泊地はKasayanの航海記で知り、今度で2度目の訪問です。ヨットマンでここに来た人はあまり居ないのではないか。
姫島を7時45分出港、3時半ごろ着いたが、ここなら大丈夫だろうと船を着けた。所が一旦係留して岡に上がって見ると舫いロープらしきものが乗っている。今日は日曜なので空いていると思った場所も帰ってくる可能性もあるのだ。アンカーも良く利いて無い様なのでまたアンカーを上げ、着ける別の場所を探す。結局、地元の数少ない一艇のヨットの横が少し空いていたので着ける。ここって昔、カサヤンが留めたとこじゃないのかなー。
一通り整理も終わり5時半になってしまった。

航路情報:
関門海峡の東流への転流時が9時16分。その後ズット逆潮が続き12時29分西流へ転流。というわけであまり早く出ても逆潮が強いだけなのでゆっくり目の7時45分に出港した。12時半以後は連れ潮なるわけだしと思っていた。これは誤りであったと後でわかる。
姫島港を出て多数の旗の間を進む。北西に針路をとれるまで沖だしするわけだが、波が悪かった。潮があると思われる。
北西に本船航路に平行ではないが姫島を出た当たりでは4マイル以上離れ、次第に近づき1マイルぐらいまで次第に近づくと言った航路を取る。
宇部港沖、NO4ブイで本船航路が鳴門海峡を目指しより北に変針するところからは1マイル外側を通った。これで本船航路を南下する船と行き会わないかと心配したが近づく船は無かった。
結局、行き会いとなった船は2艇で道を譲った。本船航路の船では無く、こちらと調度反対の針路で姫島と国東半島の間を抜ける船で真正面から来ることになった。
後ろから追い越される船はなかった。
12時29分の関門海峡転流時以後も連れ潮は無い。
風は真登りでスプレーを浴びぱなしであった。
波も良くなかった。風だけでなく潮にも逆らって行くので波が悪いのだろうと思う。
ただ不思議なのはいつまでたっても連れ潮にならないことだ。
田野浦にもう着くという関門の入口でようやっと1ノット程度の連れ潮になっただけであった。
時間は若干ずれるとは思うが12時29分の転流なのに3時ごろでも未だ連れ潮にならないというのは関門の転流時が周防灘の潮の流れと呼応しているという考え方が間違っているのかもしれない。
注意としては関門近く、田野浦近くになると叉、やたら旗が立つようになる。
関門入口で田野浦に沿って進んでいたら遠くから海上保安庁の船が飛んできた。航路逆行と言うわけだ。直ぐ極岸沿いに針路を変えたところ注意しには来なかった。
ヨットは関門海峡では何しろ岸沿いに走ることが肝心の様だ。
田野浦は2度目だがやはり入り口が見難い。
目印としては大きくサルベージと書いた会社名の左側が入口となる。