DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

関門海峡を越え、田野浦着。瀬戸内海に戻って来ました

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2017.8.14(月)
3時過ぎに起床。
私としては、今日は例外行動。

5時の天気予報をチェック。強風注意報。
私は強風注意報の際は出港しない。
あさっての天気予報が出るおとといでは波1.5m後1mと静穏な予報であった。
それがきのうの朝の予報で、波1.5mのみ。夕方17時の予報で風やや強く(10m)に変わる。
今朝になったら強風注意報。
うーん、どうする。普通だったら出港しない。
関門海峡を強風注意報中に越えることはしない。

しかし、遠賀芦屋も3泊したし、そろそろ移動したい。
それに今日移動しないと明日はさらに出られ無い天候の可能性が高い。
強風の始めるのはチェックすると、10時ぐらいから。
台風予報を初め、天気予報読む時、私はKasayanの最悪の場合を想定して行動せよ。
を守って来た。
予報は3時間ほど前倒しになったり後ろにずれたりする。
どうなるかは不明だが、今日は出航を決める。
一応、荒天対応でテンダーもしばる。

2017.8.14関門海峡の転流は10:57。転流までは東流、連れ潮。
関門大橋のあるは早鞆瀬戸まで22マイル。約4時間30分。6:27分スタート。
これが計画だが、余裕を見て、6時過ぎと決める。

遠賀芦屋港の白燈台を6時に交す。
予報どおり南の風、波は無い。うねりが今日もある。この辺はうねりが出やすいのか。

一旦、真北に向かい、次に関門海峡入り口へ真東に進む。
アビームで帆走、少し連れ潮。
少しづつ風が上がって来る。
予報より早く吹き上がるのか。早めにセイルは小さく。リーフする。
そうする内に風が東に変わる。つまり真正面からの風。
こんな予報はなかった。風もすこし落ち、波も少しだが収まる。
煙突の煙も上に出ている。

関門入り口に入り、南東に向かう。
煙突の煙が風で真横になっている。
強風を避けるため、早く関門を抜けたいが転流に時間を合わせないと危険だ。
予定の5ノットを守る。

8時10分。関門入り口の照明ではE6と出ている。東流6ノットの意味だろう。
関門海峡反対側の早鞆瀬戸の転流は10時57分。
つまり、転流2時間47分前に響灘からはいると6ノットの連れ潮ということになる。
軽くエンジンを掛け、殆ど、潮に流されている。
当初、風が南で東流(南東流)の潮とぶつかり、悪い波が立つと予想したが、それほどひどい波では無かった。
関門のV字の底で少し潮が収まる。しかし一瞬。

今度は北東に向かう。
早鞆瀬戸、橋の下を9時57分に通過。
随分厳密に5ノットを厳守してきたつもりであったが、
予定より30分早く、実際の転流より1時間早い通過となった。

潮の強度を示す照明では、現在の潮、4ノット。
つまり、早鞆瀬戸を転流より1時間前に通過すると4ノットの連れ潮、
逆に転流1時間前に早鞆瀬戸に入ると4ノットの逆潮。

一応、16チャンネルに電源を入れておいたが、船とのやり取りが全く無かった。
以前は「関門マーチス」と名乗り、各巨大船とのやり取りがズット続いていたのだが。
同方向の巨大船は10艇ほどだった。

橋の下通過の際はめかり神社に帽子を取り参拝。

関門海峡を出てすぐにある田野浦に入る。
ここは南の風も殆ど影響無し、蛸壺の様な、不思議な所です。

結局、強風は来なかった。
艇のもやいを固めて、10時45分。舫い終わって直ぐ雨が降ってくる。

今も雨が続いている。16:06。

雨の合間にバスで門司まで。10分くらい230円。
チョット街をまわり、いつもの大型スーパーで食材物色。
ブルーチーズが食べたくて購入。ペリエも。
直ぐ艇に引き返す。戻ったところで又雨。
かなりの本降り。

この地、九州北部には12mの強風注意報。明日の朝6時頃まで。
しかし、田野浦では雨は激しいが風は特に強く無い。
あ、これは瀬戸内海側だからだ。注意報は響灘対象。

写真:
関門海峡早鞆瀬戸の急流の中、めかり神社に参拝
・水が止まった様な田野浦に舫うECHO POINT