2011.12.8（木）
３年ほど前から伊東に移住してきた旧友にきのう夜連絡が着き、
12時に伊東で待ち合わせ。
どのくらい会っていないのか。前、いつ会ったのかも覚えていない。
少なくとも20年は会っていないだろう。
来宮11時36分の汽車に乗る予定で出掛けるが、電車が15分ほど遅れる。
天気予報どおり12時少し前に雨が降り出す。
駅で旧友に再会、奥さんが車を運転してくれる。
結婚する前、ふたりがつき合っていた頃から奥さんも知っている。
昼飯は魚河岸。
食事の後、港に向かい持っているモーターボートを見せてもらう。
きのうだか、上架したところ。ガソリンエンジン。燃料費が掛るな。
あと直ぐ近くの自宅、マンションにお邪魔する。
我々は同じ上原小学校、上原中学校育ちであった。
ビールを飲みながら、あれこれ懐かしい話。
小学校時代、野球の練習には広いグランドがある「イチコウ」にいっていた。
一校東大というとき「イッコウトウダイ」という。
「イチコウ」が「イッコウ」なのではないかと気付くのはズット後のことであった。
上原には丸い屋根を持った回教の寺院がある。
今の建物は10年か20年前に建て直したものだ。
我々はこの奇妙で印象的な建物を親しみを込めて「フイフイ教」と呼んでいた。いったい「フイフイ教」とはなんなのだろう。
上原で以外、聞いたことがない。
旧友は私の全てを知っている。
私が私であった時。
私が生きていた、生きていることの意味を知った14歳当時。
きみは12才であった。
初めて君をみた瞬間から既に54年が経っている。
今でも君の姿を思い出す時、呼吸さえ止まる。
飲みきれない程飲み、食べきれないほど食べた後、奥さんの運転で熱海まで送ってくれる。
熱海につくころには薄暗くなる。
艇に案内しコーヒーを入れる。
雨の中、すっかり暗くなってしまった。
帰りは駐車場入口まで送って行く。
