DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

安心してアンカーが打つには双綱

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2012.10.18(木)
私は寄港地で船を着ける時、基本的に船尾アンカー、槍着けをする。
横付けできるところでも、槍着けできるならアンカーを打つ。
横付けだと船のフェンダーが岸壁とすれていやだとか、
シングルの場合、離岸するのにアンカーをたぐっていくのが一番楽だ、
とかいろいろ理由はあげられる。
しかし一言で言えばアンカーを打って、艇を保つのが好きなのだ。
ただ、日本の港でアンカーを打つと3回に1回は何かに引っ掛かったり、
抜けにくいことが多い。
そこで登場するのが双綱(ふたづな)だ。
先日、遠距離航海懇話会の小集会で、日本一周やロングの沿岸航海について話した時に、
大変なベテランの方でも話しには聞いているが双綱について実際には良く知ら無い人も
いると知り、少し解説します。

双綱(ふたづな):
アンカーが何かに引っ掛かって(場合によっては泥に深く噛んでしまって)
抜けない時に双綱を引っ張るとまず、揚げることができます。
双綱とは、事前にアンカーの頭に空いている穴に細いロープを結び、
細ロープはアンカーロープに沿わせておきます。
細ロープの長さは約10m、アンカーチェーン5mとすると、
アンカーから15mの位置に細ロープの端を結びつけます。
アンカーを打つ時、アンカーロープと一緒に細ロープも順次沈めていきます。

写真:
・アンカーの頭に穴が空いてます。そこに細ロープを結びます。
・細ロープの端はローリング・ヒッチで結びます。2重の方が海側。
・アンカーを打つ時は事前に上記の準備をしておきます。
・アンカーを打たない時、私はコックピットのスターン側にアンカーを設置してます。
 細ロープとチェーンは付けたままです。すぐアンカーが打てます。
・増しアンカーを打つ機会も多いので、スターンに2個、アンカーを設置してます。


私はCQRも持っているが、普段はFOATRESSアンカーを使っている。
アルミ製なので軽くて、アンカーを打つのが苦にならない、

サイズはFX-16。33F~38F用。重さ、ナント4.5kg(10ポンド)。
私の敬愛するハワード氏も推薦。