DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

男木島→仙酔島→鞆の浦

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2013.9.20(金)
男木島→仙酔島鞆の浦 36.5マイル(66km)
5:50分に男木島を出港。
白燈台を出てすぐ、朝日が男木島の上に顔を出す。

出港して直ぐ、2マイルで備讃瀬戸を直角に横断開始。
備讃瀬戸のこの部分は0.8マイルと特に狭く、右から左から巨大船が来る。
どうにかこなして6:28に横断終了。
備讃瀬戸の外側ぎりぎりを通って、瀬戸大橋方面へ向かう。約1ノット程度の連れ潮。
右に利島とそっくりな三角形の島が近づく、大槌島だ。
連れ潮が1.5ノットと少し増す。
大槌島の手前で海面が潮で波立つ。
島を過ぎると又、海面が波立つ。
この頃より、2から3ノットの連れ潮となる。
航海計画を立てた時は瀬戸大橋のたもとにある与島に行く予定であった。
海光丸さんの航海記を見るとなかなか良さそうなのだ。
ところが、その後詳しく最近の状況をインターネットで調べてみると、
かって何百万人もあった観光客が殆どこなくなり、与島はすっかり寂れてしまったとわかる。

そこで、与島を飛び越し、鞆の浦を目指す。
実は、鞆の浦は今回の航海の最も重要な目的地なのだ。
KAZI誌に何度もその街としての素晴らしさが掲載されるが、
必ず、一行、しかしヨットを留めることは出来ませんとある。
瀬戸内海の地元のヨットマンに聞いても鞆の浦は留められないとの答えだ。
しかし、インターネットでは留められると書いている人もいる。
そこで、実際に行ってみようと決めたのだ。
鞆の浦の対岸に仙酔島というのがあり、そこには事前許可を取れば留められるとの情報がある。
そこで、仙酔島にも実際に入って見ることにする。

与島より少し北側に針路を取る。
瀬戸大橋の手前はかなりの渦潮。オートパイロットでは無理なので手でティラーを握る。
橋を過ぎると又、渦潮。
橋を出てすぐ、左右から本船。水島航路を横断するのだ。
この水道を抜ければ、広い海域に入り、本船は殆ど気にしなくて良い。
ところが水島航路を過ぎてすぐ、左に小さな島を見ながらする海域で、
渦、4ノット位の連れ潮で艇速は8ノットを越える。
オートパイロットがうおうさおうするので、ティラーを手に持ち替えコントロール

左手に手島。越えるころより、多くは無いが本船が前を行き来するようになる。
指定の本船航路では無いが水島港への船と思われる。
本船の扱いはホントに神経を使う。
白石島に近づくころ、どうしてもぶつかりそうなので、
航路を譲ったのだが、何か、本船の動きが変なのだ。
望遠鏡で見てもアンカーを降ろしていないので止まっているわけでもない。
近くに行って、やはり止まっているとわかる。
アンカーを降ろさないで大きな船がとまっていることがあるのだ。
同じ様な船がもう一隻いた。

白石島と北木島の間、北木水道を抜ける。ここは急流は無い。
ただ、島と島を行き来する高速船が同じコースを進み、
前を通って、北木島へ入る。
水道を抜けると真東、仙酔島の北を目指す。
仙酔島の手前に先ず大きな赤ブイ次に青ブイを交わす。
福山港への本船航路か。
仙酔島桟橋が真北に当たる地点に近づくと黒の玉2つを着けた柱が立っている。
潜岩と思われる。注意。
桟橋位置まで来て真西に変針。
鞆の浦と20分おきに行き来している観光船が着く桟橋の反対側、
右側にヨットを着けられるとの情報。
ポンツーンに近づいてみると既に槍着けした船でいっぱいだ。
1艇は観光船、後は漁船風。
まわりこんで見てみると、1艇分だけ空いている。
先ず水深を確かめる為、グルート回ってみる。
狭いけれど水深は十分ある、
スターンアンカー槍着け。上陸。
一応、状況は解ったので、舫いを解き、アンカーを挙げ、鞆の浦へ向かう。
鞆の浦でのスッタモンダは改めて詳しく。
結局は湾の中央に沖留めとなりました。

写真:
・男木島から昇る太陽
・利島とそっくりな大槌島
・もうすぐ瀬戸大橋