DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

赤米神田を見る

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2014.9.4(木)
もくもくとした重い雲が立ち込めている。
ハッチを開けると小雨。天気がさえないなー。6時。

豆酘は美人の里。
私が豆酘に痛く心を引かれるのもむべなるかな。
厳原の観光案内所で貰った資料を見ていたら、
豆酘は国が選んだ「にほんの里100選」の一つであった。
古い古い歴史を持ち、それを今に伝えている稀有の集落なのだ。
式内社と呼ばれる1000年以上の歴史を持つ神社がこの小さな町に3つも存在している。
驚くのは日本に米が伝わって来たころ存在した赤米が未だに、神田で栽培され、
神事が行われている。

ヨットの泊地としては便所も無い不便さがあるが、
日本を旅する目的地として豆酘は素晴らしいところです。
豆酘には美女塚がある。
昔、豆酘の鶴王御前という美しい娘が不幸な死に方をしたことから、
豆酘では美しさを隠す為、端切れを縫い合わせた「はぎとうじん」という衣服を着、
さらに頭を手ぬぐいで隠すようになった。それ程、美人が多い所とのことである。

写真:
・赤米の神田。美しい眺め。
・穂先はこんな風です。
・神域である
・豆酘の港、18時1分に山の端に沈む夕日。
 多分、対馬で初めての晴天の夕日。午後から次第に晴れ。雲一つ無い晴天となる。