DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

つぼ湯に入ってきました

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2016.5.23(月)
朝起きてハッチを開けると目の前に薄い光の満月。

顔を洗いに行くと、旅の車がいなくなっていた。
一人で顔を洗う。

今日は、熊野本宮大社を目指す。
新宮からバスに乗るのだが、70分ほど掛かる。
新宮10時47分発の途中を飛ばしたバスがある。
それに合わせ、那智10時12分発の電車に乗る。
新宮に10時40分に着くので、乗り継ぎ7分しかない。
途中の駅で足の悪い人にあわせ発車を3~4分遅らせる。
乗り継ぎができるかヒヤヒヤだったが、駅について直ぐトイレ。
外に出でたらそれらしきバスが近づいて来て、無事乗ることが出来た。
バスは熊野川に沿って走る。
熊野川はゆっくり流れ、これななら船で行き来できるなと納得。
次第に両岸は高い山に囲まれる。しかし川原は非常に広く、その一部に水が流れている。
高い山に囲まれた地域からさらに山奥に進むと、逆に山は低くなる。
11時36分、本宮前に到着。49分で着いた。

実は、私は20年前か、よく覚えていないのだが、出張のついでに熊野本宮へ来たことがある。
細かいことは全く覚えていない。
しかし、はっきり覚えているのが、本宮の前に立ち、ここは本来の熊野本宮では無いと感じる。
私は霊地に関し、特別の能力がある。
神官に問い合わせところ、正解。
本来の本宮は川に沿ってあったのだ。
川のそば、柵に囲われた、人気の無い、かっての本宮地にたつ事が出来た。

現在の本宮に参拝したのち、このかっての本宮地に再度立つ。
後鳥羽院が何度も参拝したのはこの地だったのだ。

本宮のすぐそばに湯の峰おんせんがあったと記憶していたが、
歩いて行くと1時間は掛かる程離れていると解る。
昼食を取る時間も無く、13時5分のバスで湯の峰温泉に向かう。

昔来た時にも湯の峰温泉、それも「つぼ湯」に入ったことを鮮明に覚えている。
そのころは自由に入れて、湯船は一人しか入れないが、風呂場で女の人と一緒だったのを鮮明に覚えている。
物語に発展出来る雰囲気であったが、風呂を出てまっすぐ帰路に向かった。
帰りを急いでいたのだろう。
右手の川全体が温泉になる川湯を帰りのバスで見ながら入ってみたいナーと思った。
その後が全く記憶が無いのだ。
どうやって、何処を経てかえったのだろう。新宮に戻った記憶は無い。田辺に出たのだろうか。

つぼ湯の料金は770円。地元の銭湯らしき建物の前で自販機で購入する。
30分で交代。着くまで入れるか不安であったが、先行客は一人だけで、無事入ることが出来た。
つぼ湯にから出て、横にある茶店で力そばを食べる。800円。
茶店の主人にかってはつぼ湯は無料でなかったですかと尋ねると、
お客さんの年齢の時代はもう無料では無かったとの回答であった。

湯の峰温泉について40分後ぐらいにバスで新宮に向かう。
新宮について、すぐ町のコミュニティバスというのに乗ってイオンへ。
食材とエビスの缶と大瓶を購入し、20分後のコミュニティバスに乗り、新宮へ。
缶ビールを飲みながら17時6分の電車で艇に戻る。

以上、移動に付き、さりげなく書いているが、こういった行動を可能にするには、事前の調査が重要となる。
先ず、関連する電車、バス等の時刻一覧を観光案内所やバス、電車の事務所で事前に入手する。
次に行きたい場所と時間との組み合わせを綿密に検討し、組み合わせを決める。
今日の場合も観光案内所に電話で問い合わせたところ、本宮からつぼ湯に行くには、次の帰りのバスか、
1時間の歩きか、タクシーしかないとの回答であった。
次の帰りのバスは2時間ほど先なのと、それでつぼ湯で降りると新宮まで帰るには3~4時間バスを待つ必要がある。
そこで再度、手元にあるバス便を細かくチェックすると、新宮戻るバス以外に、田辺へ行くバスがあり、
着いた約1時間半後に出て、つぼ湯に寄ることを発見。
新宮行きのバスが出るまで、つぼ湯に3~40分ほど居られる。この行動に決定。
本宮について、念のため、観光案内所でこの組み合わせで問題が無いか時刻表を見せながら問い合わせた。
最初、何を言っているか解らなかったようだが、理解したあと、大丈夫ですと言う答え。
こんな組み合わせを見つけるとはと、びっくりした顔で私の顔を見ていた。
自分で見つけることが重要。


写真:
・4時代の月
・朝日
・つぼ湯
・つぼ湯遠景
湯の峰温泉風景