DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

細島。2千年前。

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2006.8.5(土)朝早く、1時間半ほど細島の漁港と町を散歩。清潔で静かな町。大きな家やしゃれた家もある。漁港の町というより漁港もあるといった感じである。昔の3階立て木造旅館を細島歴史資料館として公開している。また江戸時代の藩主が宿泊し建物や西南戦争当時の官軍総大将有栖川宮の陣屋などが保存されている。古墳も発掘されており古代からの歴史があり、現在も町として快適に機能している。散歩していて気持ちが良い。今戻って7時。これから朝食。

細島は日向市にある。日向といえば今から約2600年以上前、神武天皇が大和へ移動する前の行動がしるされた土地である。私は今回、紀伊半島、四国、九州と巡ってきたが常に千年前の目でその港と町と神社を見てきた。千年前は目の前にある。千年はつい最近のことだとの念である。ところが今回は2千年以上の昔のことである。神武天皇はこの細島から少し南に下った美々津という港から軍勢を引き連れて大和に向かったという話である。美々津を出発後、海況が悪く細島で風待ちをしている。2600年前である。
本日はこの神武天皇船出の港、美々津を体験に行ってきた。係留場所の直ぐ側から美々津へ行くバスが出ている。50分程度である。

写真:立磐神社。神武天皇が出船に際して戦勝祈願をした神社。つまり2600年以上前から存在した。
   八坂神社。神武天皇が美々津で宮をおいた神の井(湧き水)のある神社。
   神の井の湧き水。