DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

宇久井を散策

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2016.6.6(月)
思ったよりいい天気。
広い砂浜を朝日を浴びながら朝、顔を洗って艇に戻る途中。
草は夜露で濡れている。
後ろから女性が追い抜き、「おはようございます」。
私「きもちいいですね」女性「きもちいいですね」。
ユーターンしてきて「しつれいします」

今週、ようやっと注文していた物が届くはずなので、
後作業の為の材料を買いに勝浦へ。
午後は未だ一度も行ってない隣の町、宇久井はどんなところだろうと始めて降りてみる。

スーパーで宇久井さんの魚を売っていたりするするので、先ずは漁港に行ってみようと、適当なところで路地を入る。
小学校にぶつかり、それに沿って回って行くと宇久井神社。
私にはこういうことが良く起きる。
宇久井での重要な神社には参る予定であった。
乳母車に1歳ぐらいの男の子を乗せて向こうからやってくる若いお母さんがいたので、
宇久井で一番大きな神社はどこでしょうと聞くとこの神社です。
漁港にはどう行けば良いでしょうと続けて聞くと、すぐそこの階段を登りきって、中学に出る。
それから下れば漁港と教えてくれる。
階段を登り、中学のグランドを横断して向こうに抜ける。こんな所、通っていいのかなー。完全に中学の中。

山を登った裏側が漁港とはどういうことだろうと不思議に思う。
宇久井の港は進行方向左、神宮港の一部と考えていた。
山を降りると、驚いたことに広い住宅街。
それも、普通の家が並んでいる。とても漁師町ではない。
それに町が清潔。
住宅街をドンドン進むと、川にぶつかる。
その下流に漁港と荷揚げ場、漁協の建物があった。
船の出口はグルーと湾曲して、神宮港へ出るのだろうと予想して、海側へ。

ナント、海へは新宮港ではなく、那智よりというか勝浦よりに細い出口があった。
赤い灯台が見え、進入禁止の看板がある所まで行く。
海に沿って、薄暗い明らかに神域と思われる場所がある。
古い石段を登ると巨木に囲まれた四角い場所に出る。
これはかって、神社があったところに違い無いと感じる。
樹木の様相が普通では無い、神域の空気で満たされて。
暗く、不気味でもあったので、写真には撮らなかった。

左側に周り海まで出てみる。
砂浜で新宮港の赤灯台が見える。こちら側は新宮港の中なのだ。
砂浜に沿って戻るとここにも堤防い囲われた漁港がある。
つまり宇久井の港は入り込んだ独自の港と新宮港内と2つあるようだ。
橋まで行くと丸太小屋。
小屋にホエールウォッチングと書かれている。
アレ、これは見たことがある。
10年前、初めて三輪崎ヨットクラブを訪れたとき、前田さん連れて来てくれた場所だ。
そのときは若い人が何人か居て活気があったが、今は人気が無い。活動しているのだろうか。

出発した宇久井駅方面と思われる方へ住宅街を進んでいく。
と、更地になったところに巨石がいくつもならんでいて、
古い、塀が残っている場所に行き当たる。この巨石はかっての庭石だろう。
かなり大きな邸宅と言って良い家が有ったようだ。
宇久井は何で栄えたのだろう。
今も清潔な住宅が並んでいるが何で生計を立てているのだろうと不思議に思う。
駅に出ると、バス停に人が並んでいる。ラッキー。
時刻表を見ると、後3分ほどでバスがやってくる。
13時36分に宇久井駅を降り、15時13分のバスに乗るので、約2時間弱の散歩であった。

バス停の前に宇久井の地図が大きく描かれている。
と、そこに、さっき見た神域と思われる箇所に「蛭子神社跡」とあるではないか。

バスで少し先に王子橋で降り、ユニクロとスーパーオオクワを除き、JRで新宮へ。
新宮で風呂やをチェック。昔ながらの木造の銭湯を期待していたが、マンションに1階であった。残念。
さらに歩く予定だったが、霧雨が振り出す。
あきらめて、17時6分のバスで那智駅まで帰る。
降りて、A-COOPまで歩き、食材を仕入れて艇にもどる。
瞬く間に過ぎた一日であった。

写真:
・5時5分の朝日
・JR宇久井駅
・宇久井神社
・立派な石垣のある家
・宇久井漁協と宇久井港荷揚げ場
・港の近くにある刺身売り場。まぐろの目があって、しかも300円。
 飛びつきたいところだが、散歩の途中なのであきらめる。人はおらず貯金箱の様なのにお金を入れる。
・宇久井港入り口。左手が神域らしき場所
・宇久井駅の看板に書かれた「蛭子神社跡地」