DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

沖縄の聖地、斎場御岳(せーふぁうたき)と久高島(くだかじま)を訪問

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2007.4.5(木)
沖縄最大の聖地、斎場御岳(せーふぁうたき)と久高島(くだかじま)に向け6時50分、始発のバスで出発。いま船に帰ったところ6時。
6時50分の32番バスに乗り、那覇で38番バスに乗り換え、安座真サンサンビーチで降りる。安座真港より10時のフェリーに乗り30分ほどで久高島に到着。

<久高島>
久高島はさわやかなすがすがしい気に満ちた島である。吹き渡る風が気持ちが良い。島は清潔である。穏やかである。沖縄の御岳がやや暗いのに比べこの神の島は明るく、なによりすがすがしさに満ちていることに驚く。沖縄の本来の聖的なものはすがすがしいのか。
この日はウブヌシガンシー(お願立て)というお祭りで港のの廻りにある集落から先に入ることは遠慮してくれと言われる。
主たる聖地は集落にあるので緑あふれる木々のを渡るさわやかな風を受けながら、外間殿(ふかまでん)、久高殿を訪れ、拝す。聖地になっている白い衣装を着たノロがお祭りのお祈りをささげるのが遠目にみえる大里家もお祈りが終わりノロが退出後、門の前まで行ってみる。
聖地を回りながら気持ち良く、島の集落を散策する。
島で2件ある食堂の一軒で昼食を取り、13時の船で安座真港に戻る。

<斎場御岳(せーふぁうたき)>
斎場御岳は琉球王国最大の聖地である。
久高島からフェリーで安座真港に戻り、歩いて斎場御岳に向かう。距離にして約1キロ、時間にして3~40分ぐらいで御岳の入口に着く。きれいに整備され広い駐車場が出来ている。
斎場御岳は、清められ、明るい聖地である。
全て岩の山となっている。建物は無い。拝するのは大岩である。拝する場所は岩の上である。
線香を置く石はあるが何処にも賽銭箱は無い。

大理庫(ウfグーイ)は一番最初に拝所である。
拝す。

御門口(ウジョウグチ)という、かっては一般の人が拝することの出来た、御岳入口より登り始める。

三庫理(サングーイ)とよばれる、平たい大岩が大岩の山に斜めに立てかけられたようになり向こうに抜けている。三庫理の前と岩の間を抜けて向こうに出た拝所と東真正面に久高島を見る拝所の3箇所で拝す。
三庫理は斎場御岳を紹介する写真に写される場所である。

寄満(ユインチ)
一番奥にある。豊穣に満ちた所を意味する聖地。拝す。

入口にもどり、説明版を見てみるともう一箇所、「ウローカー」と呼ばれる泉が記されている。 行き方を聞いてみると直ぐそばに危険の為閉鎖中。進入禁止の看板が出ているところを下るとのこと。本来はこの道が下から斎場御岳へ参拝する参道であると説明される。対して危険そうではないので草むらを分けて狭い急坂を下る木々が倒れ道を塞いでいる。まむしが怖かったがゆっくり進む。15分ほど進むと泉に至る。枯れて水は流れていない。説明版を読むと斎場御岳に参る人はここで禊をし、御岳へと登って行くとある。つまり「手水」なのだ。神社と同じ構造である。

写真:
・久高島の聖地
・次第に遠ざかる久高島
・斎場御岳から見た久高島
・斎場御岳(せーふぁうたき)