DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

三打ロープの端末処理

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2008.3.27(木)
私はロープの端末処理を20年近く、アランブラウン著、「ヨットへの招待」に基づいてやってきた。ただ、舫いに使う三打ロープは1年ぐらい使うとたいてい端末がほどけてしまう。舫いロープは手でさばく機会も多く、固定しているロープとは違い端末へ力がかかるし、すれることも多い。良い端末処理方法がないかなーと、長いこと思っていた。
2年ほど前、たまたま本屋で目にしたデズ・ポースン著「結び方百科」山と渓谷社を購入した。
その中にいくつもの端末処理(ホイッピング)が紹介され「セールメーカーズ・ホイッピング」というのが出てくる。「三つ撚りロープの場合、このホイッピングが最もしっかりする。丁寧に仕上げると、ロープに縫いこんでいないのに、ずれることもほどけることも無い」と説明がある。
これは良しと、従来の端末よりは少し面倒なだけなので以後はこの端末処理をする。
たしかに「セールメーカーズ・ホイッピング」は素晴らしい。先ず端末がほどけることは無い。
三つ打ちロープの端末処理にお悩みの方に是非お進めします。

もっとも、ヨットの舫いに三つ打ちロープを使う人は殆どいませんね。
私はハーバーで常時係留しているときは勿論、港や他所のハーバーに入った時のポンツーンや岸壁でも、舫いは必ず、三つ打ちロープをしようする。これはKAZIに連載している「ハワード」氏の意見を参考にしている為だ。私はハワード氏のファンでKAZIを買うと先ず、ハワード氏の記事を読む。著書の「サクセスフル・クルージング上下」も持っている。AMAZONで日本語版に無いこともいろいろ載っているだろうと英文版まで注文して持っている。

ただ、私は奄美大島や沖縄を航海中にアメリカ人、カナダ人、ヨーロッパ人、オーストラリア人、ニュージーランド人とたくさんの海外から日本へ航海して来た、外人と艇にあったが、三つ打ちロープを使っているヨットマンを一度もみかけなかった。

写真:
・セールメーカーズ・ホイッピング
・20年以上やってきた端末処理