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2005.6.30(木)三宅島阿古港→
式根島 吹の江 海図の潮流印を避け、
式根島よりのコースを取ったがやはり潮の影響で船のローリングがある。途中から逆潮で3ノット台も続き、先へ進むほどハンディ
GPSの到達時間が長くなるという珍現象となる。全体に東に流される。
式根島に近つくと逆に西に少しながされたりする。15分ごとに
GPSをチェックし、ログを30分ごとに取る。
式根島港の前まで来るとさすがに潮の影響も殆どなくなる。吹の江はいつ以来だろう確か去年の5月に来たように記憶する。好きで吹の江へは何度も来ている。ただ、いつも次の日程が気になりいつも次の早朝には出港している。今回は必ず2泊して吹の江と
式根島を楽しむことにする。10時30分に静かで美しい小さなな入り江の中に船を進める。島内を散策するため船を離れられるようもやいを確実にするため結構時間を取る。入り江方面にアンカーを2本入れる。陸側の岩から2本のもやを取れるよう、計4本のもやいを取る。より出やすくするため一回し、出船の形態にする。吹の江のために買ったと言っても言いすぎでは無いテンダーSPORTYACが舫の設置やアンカーの入れ直しに活躍する。ついに吹の江でハード
ディンギーを使って入り江の中を散策する。ヨットの雑誌に崖を登って町に出るより
泊港にテンダーで移動したほうが良いと書いてあったので、行ってみる。
泊港の入り口までで波と潮?で結構テンダーの操船が面倒であったが白く静かな浜まで到着。一家族だけ浜で遊んでいた。出口で手間をかけながら、すぐもどる。暗くなるとチョット危険である。船を吹の江の崖下に着け陸に上がる。いつものヘリコプター発着所に向かって上り始めるが殆ど人の歩いた形跡が無く、雨水の流れ道のようなものあがあるだけ。途中で道がまったくなくなる。上まで近いことは解っているので背丈より高く生い茂る竹藪を踏み倒しながらむやみに直角に上ったいった。こりゃまいった。なんとか上まで出るがこれから薄暗くなり、戻る道が無く帰れず危険である。くだりの道がどここにあるはずとさがす。右の隅に細いみちらしきものがあるただとなりの浜に沿っている。何しろ行ってみる。これも行き止まり。少しもどると道かもしれないとおもわれる形跡が木々の中にみえたので木を倒しながらたどっていくとようよう下からの道に出る。もう夕方なので今日は島内散歩や食事、温泉行きも中止とする。船にもどり素晴らしい吹の江の夕日景色、だんだん薄暗くなる景色を一人楽しむ。快適。静かでこころ休まるひととき。