DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

ミラーディンギー修理、不良個所カット

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ミラーディンギーで使用している合板の厚さを測ってみる。5.5mm。
修理箇所がかなりありサブロク版(1800mx900)は必要。
葉山ないし逗子、少なくとも鎌倉まで行けば、
大きなホームセンターがあると予想していたが、色々なところに問合せ、全くないことが解る。
しょうがないので、持参したタブレット端末でユニディ、島忠を検索。
少し遠いが京急県立大学前に島忠の大型店があることが判明。
出かけました。
森戸神社前からバスで新逗子まで。
京急に乗り、八景島で乗り換え、横須賀の先の県立大学で降りる。
駅員に聞いてすぐ解る。歩いて10~15分。オープンの9時に店内に入る。
サブロク版のベニヤを指定の寸法にカットしてもらい手で持って12時に葉山に戻る。

昼食後、午後から船底の不良部分を直線でカット。
スターン部分は箱になっており、加工が出来ないのでデッキ側に穴を空けて加工する。
削り取ってしまうほどは破損していないが、割れ目があるとことは、サンダー掛けをする。
エポキシを染み込ませ、ガラス繊維の貼り付けを可能にするためだ。
結構時間を食い、ここまでで夕方になってしまう。


ステッチアンドグルーという工法:
ミラーディンギー
ステッチアンドグルーという工法で製作します。
合板の端に穴を開けておいて銅線で隣の合板と縫い合わせ
外板外側で銅線をねじって合板同士を固定します。
合板と合板と合板はエポキシ樹脂で接着します。
このエポキシ接着剤での造船方法はWEST工法と呼ばれます。

WEST工法:
Wood(木)Epoxy(エポキシ)Saturation(しみ込ませる)Technique(技法)

マリン合板:
材料となる合板(ベニヤ板)はマリン合板を使用することになっています。
しかし、日本ではマリン合板は作られていません。
私の調べた限りでは日本には輸入の窓口さえありません。

日本にはタイプ1という耐水ベニヤがあります。
このタイプ1のベニヤと海外のマリン合板との違いは何か。
1.接着剤が違う。タイプ1はメラミン樹脂。マリン合板はフェノール樹脂
2.張り合わせた薄い板の密度が違う。タイプ1は隙間や抜けがある。マリン合板はどこを取っても密。
日本にはマリン合板はありませんが、フェノール樹脂を使用した合板はあります。
しかし、残念ながら、6.5mmが最低の厚さです。
ニッタクス参照。http://www.nittax.co.jp/

写真:
・エポキシは2液の量を正確に測る必要がある。熱海の船に積んである秤を取ってくる。
 正確な厚みを測る為に、家からノギスを持参。MITUTOYO。JIS付。高い。船につんでいるのもMITUTOYO
 計測とカッター切りの為のステンレス定規。荷物が多く小さいのしか持ってこれなかった。
 タブレットテザリングでインターネット接続する為。残念ながらPCその物が無かったのでこれでインターネット接続。
ボッシュのランダムアクションサンダー、プロ用。高い。船から持参。ペンキ落とし、下地作りに必需品。
・破損個所を新しい板で埋め込める様、切り取る。
・スターン側は手が入らないのでデッキ方向から穴を空ける。センターに補強材が入っているので上下に穴開け。
・切り取る程は悪化してないが、割れ目がある所はサンダー掛け
・導突目240の鋸と引き回し鋸、家から持参。手で加工を予定。
 破損箇所を少なく見積もっていたのでジグソーは船から持ってこなかった。