DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

沖野島マリーナ着

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2013.9.25(水)
御手洗→沖野島マリーナ 32.6マイル(59km)
御手洗桟橋を6時20分に離岸。沖野島マリーナ、ポンツーンに12時30分接岸
広島の南に江田島があります。
同じ島ですが、南の方を東能美島と呼び、
その西側に静穏で美しいヨットハーバーがあり、沖野島マリーナと言います。

前来て、又来たいなと思ったハーバーなので再訪。
ただ、食材仕入れは勿論、何も買う事はできません。
周囲に全くなにもありません。必要なものは前もって準備し、
静かで、ゆったりした時を楽しむハーバーです。

朝、5時の天気予報を見る。
北の風がやや強く、午後には10m以上になる。
少し南の今治など四国側は強風波浪注意報。
県境を風が意識するわけも無いので、それなりの風の可能性を読む。
前半はアビーム、後半はしっかりスプレーを浴びることになるなと覚悟する。
6時から6~9mの風が吹いているはずだが、御手洗では微風。
60時20分に離岸し、御手洗の湾の中でゆっくりメインセイルを上げる。
倉橋島南端を目指す。
外に出ると6時半なのに本船がこちらに向かったくる。
潮は連れ潮、1.5ノット程度。進むにつれ、少し増し、2ノット。
かなり陸近くを走っているのに、大型本船がマンマエからやってくる。
40度ほどコースを変え、本船をかわす。
2時間ほど進んだところで、連れ潮がなくなる。
大きな航路ブイが左前方に見える。
ということはこのコースは本船航路なのだ。多いわけだ。
目の前を直角にフェリーが横断。松山に行くフェリーか。今度は反対方向からフェリー。
陸側にかなり寄って走っているのに、倉橋島南端6マイル手前で、
ECHO POINTより陸寄りを本船が向かってくる。
直ぐ後ろから同じ様に陸よりを本船がやって来る。

南端に近づくと、左前方に変なものが見える。
双眼鏡で見ると、とがった岩の上に白い塔がたっている。
海図で見ると白石か。かなり目立つ。

風、弱い南に変わる。
南端を10時に通過。北西に変針。
黒島水道を広島方面より本船。
能美島の南端まで進み、右(東)へ。
いかにも色々な伝説がありそうな猛々しい大黒神島を左に見ながら進む。

右に見えている沖野島の裏側にマリーナがある。
巨大な牡蠣筏の始まりだ。
一面、幾つもの牡蠣筏が浮かんでいる。
マリーナのサイトに入港案内1と2があり、
牡蠣筏と筏端を示すブイを上手く書いている。
大変参考になる。
進んで行くと、確かに、浮かんだ板の上に大きな黄色いブイが見える。
これが、筏の端を示すブイだ。

筏の間を進むコースと陸側に大周りするコースがある。
陸側の大周りコースの方を選択するのをお勧めする。
慣れない寄港者には危険が少ない。

遠くにマストが見え、ハーバーに無事入ることが出来た。
ゆっくり、ハーバー内を廻る。
一番外のポンツーンが空いているが、中の空いているところもある。
中の方がより静穏だろうと空いているバースに着岸。
北の風、10m以上のはずが、南風が吹いている。

いつもの様に散策をする所もないし、日差しも強く暑い。
着岸後、予定していた航海データ作りにすぐ着手。
4時過ぎに事務所に行ってみると誰もいない。
さっきまでは、沈めた網をチェックする人が居たが、
今はだれもいない。うーん、これはどうするか。
艇に戻り、食事の準備にとりかかる。

6時半ですっかり暗くなる。
食事もおわり、電気を付けてこれを書いている。19時54分。静か。

写真:
・沖野島マリーナのポンツーンに舫うECHO PINT
・牡蠣筏の領域表示目印