DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

厳島神社が鎮座する宮島にやって来ました

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2013.9.26(木)
沖野島マリーナ→宮島厳島港 13.6マイル(24km) 6時40分沖野島マリーナ離岸、宮島9時55分着岸
夜中から朝方までかなりの強風。
5時の予報では強風波浪注意報は出ていないが夕方6時まで10m以上の風。
四国側だけでなく、広島以外は強風波浪注意報。
最初からリーフして出港しようかと思ったが、
6時過ぎ、少し風が落ちた様に感じ、今の内にと出港。

広い牡蠣筏を避けて大周りに湾外に出る。
ジブを上げようとして前を見て驚き。
全面筏なのだ。
大黒島と能美島の間を広島方面に抜ける時は、
全面筏だということを理解しておく必要がある。
関東の感覚で言うと、通らない方が良いとなるが、
廻ると距離があり過ぎる。
6年前に同じコースを逆に通った時はこんなには筏はなかった。
状況に寄るのだろう。
おびただしい一面の牡蠣棚をアッチこっち避けて抜け出たのは7:30。
正面に朝日を受けて輝く緑の宮島が見える。

小さな島、小黒神島まで行き、右に見て北へ変針。
この先は小島が幾つも前方にあるが、本船航路となっている。
非常に狭い航路を横切るので、1艇、本船に道を譲る。

9時、真正面から軍艦。少し左にコースを変え、避ける。
右手から、もう1艇軍艦。こちらに向かっていたが、直角に折れて、
先ほどのと同じ方向を辿って行った。

宮島の北の端が見え始める頃より、宮島側に牡蠣筏群が見えだす。
予定航路より大きく右にカーブしながら、進む。

針路確認の為、ハンディGPSを覗く為、チョット下を向いていて、
顔を上げたら、ナント、周りは筏だらけ。
急いで、隙間を探して、抜け出す。
宮島北側では決して海から目をはなしてはならない。


宮島は一番左の桟橋、一番奥左側が空いていれば着けられる。
近づいて行くと漁船の様な船が見える。
さらに近づくと後の係留出来る桟橋は空いている。
ただ、波がかなり高く、風も後からなので着けるのにかなりの神経と技術を要した。
着けたことは着けたが艇が壊れるほどでは無いが、波と風で桟橋に擦りつけられる。
どうにか耐えられるだろう。
ひと段落して、桟橋入口に事務所に届けに行く。
艇名その他を書き入れ、1泊しますと言ったとたん、状況が変わったことを知る。
去年から留まれなくなった。立ち寄りのみ許可。
なお、係留希望の場合は
環境産業グループ、廿日市市宮島支所 0829-44-2822へ予約を入れてほしいとのことであった。
以前、宮島観光協会の事務局長が洋上結婚式などでこの桟橋が埋まっていないかぎり、
1日だけですが、留められますと聞いていた。
民間に管理を移管したのだ。
泊る場合は厳島神社の先にある、市のポンツーンに留める。
しかたが無いので、海が少し納まったら移動することとする。

先ずは厳島神社参拝。
これから移動する市の桟橋まで歩いて、実地検証。
街の店店をのぞきながら艇に戻る。
ところが、海は納まるどころか遥かに、波が激しくなっている。
揺れが物凄い。艇の俵フェンダーが岸壁に激しく当たる。
昼飯を食ったが、とても観光に行ける状況では無く、艇を守る為、そのまま居る。
11時の天気予報でも18時までは10m以上の風、以後6~9m。
だから、風波とも次第に落ちてくると予想したが、全くその気配は無い。

広島の満潮時間をチェック。12時50分。つまり、満潮も波の高さに影響しているのだろう。
それより、北の風の場合、このポンツーンの場所が風の通り道となる。
陸ではそれほどでも無いのに、このポンツーンに建てた旗がちぎれそうにはためいている。
波もこの隅に集結して押し寄せる。
皆さん、北の強風時にはこのポンツーンは避けるべきです。
4時ごろ少し艇が擦りつけられるのが減り、艇が危険までは行かないと判断し、
観光に出かける。


写真:
・宮島、一番左の桟橋、一番奥左側に舫うECHO POINT
・ヨットから見る朝日を浴びて輝く宮島