DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

祝島の朝

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2014.9.20(土)
夜中じゅう雨。
朝、ハッチを開けると雨は上がっている。
祝島の朝、秘められた空気に浸りながら、これかからデッキで朝食。7時20分。

朝の散歩に出る。
向こう岸からコーヒーどうですかと声。
実はきのう夜、CAPE HONERのオーナーから一杯やりましょうとお誘い。
休暇で来ていた息子さんも交え一緒に飲む。
コーヒーを飲みながら祝島のヨット係留に着き話す。
必ず留められる所は南の高い岸壁しかない。
私の場合、幸運だったと言うよりない。

連絡船乗り場の横のトイレに入る。
古い和式だが、予想通りピカピカに磨かれている。
これだけでも祝島の状況がわかる。
連絡船乗り場に船が着く頃には窓口で祝島の地図が50円で買える。
その前、道に出ていた人に地図をどこで買えるか聞いたところ、
古いけどと少し前の版をプレゼントしてくれた。

町を一巡りした。
以外だったが古いものは無い。
寺が3軒あるが、多分江戸時代のものでは無い。
古い寺で明治に建てられたものだと思われる。

神社が一つしかないのも以外だった。
しかも持っている二つに地図には神社が載っていない。
地図をプレゼントしてくれた女性に神社の事を聞いたところ、
神社は原発賛成派です。とのこと。
このことが影響しているのかもしれない。
神社は歴史ありそうであった。
石の額がすり減って、宮○神社とあり、○の部分が読めなかった。

ヨットのオーナーが是非、棚田を見た方が良いと言ってくれたので、
行ってみる。かなり遠かった。片道1時間半弱。
山の崖に作った、軽がようやっと通れる道で、
左側は崖。雨の降った翌日は進入禁止と町の看板があるが、
今更戻りたくないのでドンドン行く。
高所恐怖症の人は通らない方が良い。
高いところへドンドン登って行く。
右は森、左は瀬戸内海を遠く眺める。
きのうとまるで違い穏やかな水面を大きな船がゆっくり進んでいく。

ようよう棚田に辿りつく。
親子3代で作りあげた美しい棚田。
残念ながら、様変わりしていた。
島の人さえ変化をしらないのだ。
棚田まで何キロと何か所が看板さえ出ているのに。

3代で築き上げた棚田の上は高い石垣が築かれている。
驚くほどの高い石垣が。大きな石が使われている。
どうやって積み上げたのだろう。
長い長い年月、除除につんでいったのだろうか。

港に戻り、島で作るにがりでは無く海水で固めたジャンボ豆腐を購入。
大きい、470円。
私は気に行ったところの食材を必ず購入することにしている。
艇に戻り、遅い昼食。

外では観光で来た人達が釣りをしている。
かなりの人数だ。テントも3つほど見える。テントに泊まる模様。

写真:
祝島の細い路地
・棚田以上に石積みにびっくり