DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

那珂湊から諸々探索

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

2015.9.12(土)
久しぶりに晴れ、ただし波4m波浪注意報。
漁船が一艇出て行ったが直ぐ帰って来た。
銚子では今朝も漁船がロープを張り巡らしているので、出る事も入る事も出来ないとのこと。
朝見ると、船の周りを流れて来た木材その他が取り囲んでいる。

これから、朝日を浴びながらデッキであさごはん。7時。

台風余波もようやく峠を越え、艇に居続けなくても良いので那珂湊から諸々探索に行く事にする。
那珂湊は古代の国家区分では常陸国に属する。
常陸国で1000年を越す歴史を持つ神社、式内社は27社ある。
その内、特に重要な神社、名神大は5社あるが、その内の2社が那珂湊の極近くに鎮座している。
北に、酒列磯前薬師菩薩(さかつらいそさきやくしぼさつ)神社
南に大洗磯前薬師菩薩(おおあらひいそさきやくしほさつ)神社
今日は、先ず、大洗にある大洗磯前薬師菩薩神社に参拝する。
参拝後、大洗駅まで移動し、水戸に出て、長いこと行きたいと思って、実現してない水戸芸術館へ。
水戸から那珂湊を過ぎて終点の手前磯崎で降り、酒列磯前薬師菩薩神社参拝の予定。

那珂湊駅前からバスで大洗磯前神社前で降り、参拝。
海に面した山の上で実にすがすがしい神域だ。
那珂湊に来て時間がある方は是非寄られることをお勧めする。

大洗駅から水戸に出て、初めて水戸芸術館を体験する。
水戸芸術館は、館の人に聞いたところ、建って25年だそうだ。
実は、水戸芸術館が出来た時は現代美術の世界で大変な話題となった。
現代美術の新し拠点の感があった。
私も是非、訪れたいと長い事思っていたが、ようやっと来る事ができた。
先ず館の前に立つ。
違和感あり。何処が入口なのか解らない。
敷地を含め、水戸芸術館への体験が収斂して行かない。
全体は写真撮りの造形のみを意識していると感じる。
結局、看板を見て入口は解ったが、二つあり、変な隅に取って着けた様にある。
建築は誰だっけ。シンボルのオブジェの様な塔も機能は何も無く、ただのオブジェと解る。
この辺から、期待は一挙に消滅して行く。
館内に入り、2階の現代美術コーナーに進む。
学芸員らしき人に水戸芸術館の主要所蔵品は何ですかと質問。
と、水戸芸術館では毎回、企画展のみを行い。所蔵品は無いとのこと。
うーん。そうだったけ。
そうすると、あの開館当時の熱気と話題は何だったんだろう。
素晴らしい、企画が目白押しで、私も是非行きたいと思ったのだろうか。
私を捕えた具体的な内容は思い出せない。
詩人の鈴木 志郎康が絡んだ何かがあった様に記憶するのみだ。

今日みたのは「カフェ・イン・水戸R」と名付けられた恒例の企画展、5回目の開催となる。
日比野克彦がプロジェクトディレクター。
9組の作家作品を館内で見る事が出来る。
又、街の中に3箇所、3人の作品が展開されている。
作家。
アレグサンドラ・ダン、柳家花緑宮永愛子佐々木愛、志村信裕、大塚千野、山下麻衣+小林直人、目、日比野克彦
館外で、山本麻紀子、増田拓史、北沢潤
全ての作品を見る。
日比野って今、こんなことをやっているんだ。

昼になったので、近くで良い所は無いかなーと物色していると、
館外展示のそばに「穴とら屋」という風情ある店が見つかり入る。
外に面してバーがありGuinnessが見えたせいもある。なかなか良い店。

水戸から勝田に出て湊線に乗り換え、那珂湊を過ぎ、磯崎で降り、酒列磯前薬師菩薩神社参拝。
艇に戻ったのは17時。
明るい内にと20Lポリタン2個、3ガロンボトル2個、水の補給を行う。

写真:
・丸太とゴミに囲まれる
水戸芸術館
・なかなか良い店、穴とら屋
阿字ヶ浦駅