DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

急遽、大原漁港へ

2015/9/16(水)
5時前に顔を洗いと水補給で岸壁に登ると。
SANAさんが今日出港します。
海上保安庁のミックスを見ると波、風とも大丈夫そうなので。
では又何処かでお会いしましょう。
私は目的地の千葉県南部には波浪注意報だ出ており、
今日は出港しないと決めていた。
顔を洗い、20Lポリタン2個、3ガロンボトル1個の水も補給。

もう一度、朝5時の予報をチェック。
次の目的地大原は千葉県南部、予報では以下の解説
「南部では、高波に注意してください。
 太平洋沿岸では、16日から17日にかけて、うねりを伴い波が高いでしょう。
船舶等は注意してください。
<天気変化等の留意点>
 16日は、波・うねりの高い所がある見込みです。海岸での作業に注意してください」
ただ、明日は波2.5m後2mだが、朝から一日雨。
ここで、少し迷ったが、急遽、出港を決める。
ご飯もおみおつけも、おかずもこれからゆっくり造るつもりであった。
マズイことに私は朝食をチャント取り、トイレにも行ってからでないと、出港しない。
先ずは急いで、スパゲティを朝と昼分を作り、即食べ、すぐそばのウォシュレットのトイレも済ます。
舫いを外し、ゴミが冷却水取り入れ口に入らない様、少し沖に出してからエンジンを掛ける。
港内でメインを揚げ、銚子港入口まで行かず途中から利根川に出る。
銚子港の燈台まで距離がある。
銚子港の白燈台をかわしたのが、7時35分。

銚子白燈台→大原漁港 41.1マイル
水は茶色に濁っている。河口、艇のすぐそばに木の椅子が浮いていた。こんなのにぶつかりたく無い。
スプレーを浴びたので、上だけヘンリーロイドに着替える。
利根川から外れると少し波が良くなる。
本州最東端を南下。
遠くを本船が何艇も通る。
こちらより陸側を2艇が通過した。
この本州最東端と九十九里を通過する航路はいつも緊張する。

波は、うねりをともなっている。ただの2.5mの波では無く、時々非常に大きな波となる。
風は真追手。
大きな波もこれが幸いした。
追っ手、連れ潮。7ノット代も出る。

目的地に近づくに連れ、波浪が大きくなるのではないかと心配であったが、
15マイルぐらい手前が最強に感じていた。
ところが、大原港手前5マイルぐらいから、違う方向の波が混ざったりして、
かなりの悪い波となる。

大原漁港へは導燈268.6度(計画航路では269度)で進む。
前後とも同じ白で高さもあまり変わらず、一直線が見難い。
北の風で波が岸壁と白燈台近辺に砕け、白く波が砕けているのが見える。
うまく入れるか。
右も左も波が砕ける中、慎重に操船。
白燈台と赤燈台の間の狭い航路を無事通過。

なかなか厳しい状況であった。。

外は波が高く、危なくてメインを降ろすのは危険。
港内に入って降ろす。
結構風があり、先ず降ろしてしまう。
奥の漁船ダマリに移動し畳む。
大原漁港の船ダマリは実に静穏。

岸壁に近づくと先に着いていたSANAさんが舫いをとってくれる。
舫い仮止めを完了して、15時。

デッキを片付けている内に雨が落ちてくる。
急いで、テントを張る。

その後、ズット雨。
時々、高い岸壁を越え、波が降ってくる。

チョット雨が止んだ瞬間に舫いを調整して、艇内に戻る。
又すぐ降ってくる。
今これを書いているところ、17時。
6年ぶりの大原漁港。台風を大原でしのいだのだ。漁港に無理に入って。

朝、作る予定であったおかず、サンマを焼き、
これまた予定していたトマト、キュウリ、玉葱、レモンのサラダを急いで作る。