DONのヨット暮らし

Mais ou sont les neiges d'antan?

シャフトがブルンブルンと震える

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2015.11.20(金)
雨がふってきそうな曇天。
時に、パラリと雨。

航海中、登りでエンジンを長い事使い、港に入り、デットスローにすると、
かなりの高音でエンジンがガタンガタンと音を発し、艇が振動する。
エンジンルームを開けるとシャフトがブルンブルンと震えているのだ。
港に居て、充電の為、ニュートラルでエンジンを始動すると、最初ガタンガタンと音を立てる。
この症状がズット気になっていた。
エンジンを高速にすると安定して静かになる。
非常に奇妙な現象だ。

いつもの、困った時にブルーシーガル上田さん頼み、で泉大津の上田さんに相談に乗って貰おう・
と考えたが、その前に自分で良く調べなければと、エンジンに取り組む。
先ず、エンジンの台座固定ネジの緩みは無いか、全てのナットとネジを検査。異常無し。
次にエンジンとシャフトの連結にフレキシブルマウントを使用しているので、
エンジン側とシャフト側のナットを調べる。異常無し。
スタンチューブのホースと船体とのホースバンドを外し、負荷が掛らない様に、
締め直す。これで少し震えが少なくなった様にも感じたが、気のせいで、変化無しかもしれない。

以前、鐙摺の広瀬さんが熱海に来た時、症状を言って考えられる原因を聞いて見た
即座に、それはエンジン回転数が合って無いいんじゃないか。
エンジンも古くなるといろいろゆるんで来て、微速の回転数が落ちてくる。
速度を調節する為に自分のエンジンには最低速度を調節するネジを追加して着けある。
とのことで、その構造を見せてもらう。立派な調節ネジが着けてある。
その事を思い出して、エンジン速度調節箇所を点検。
ナント、私の3GMにも最低速度を調節するネジが着いているではないか。
ナットを緩め、ニュートラル回転数をほんの少し上げて(700~800)エンジン始動。
GOOD!最初の回転でブルンとしただけでなんの震えも、ガタガタの振動も無くなる。
へー、長いこと船にもエンジンにも付き合ってきたが、こんなこともしらなかったのかと、
我ながらあきれる。広瀬さん感謝。
これで完全に解決かはもう少し使ってみないとはっきりは言えないが、多分大丈夫だろう。
珍しい症状ですが、参考までに、ご紹介しました。

写真:
・私の3GMの最低回転数調節ネジ